こっちは、国体予選を終えた後、高校駅伝も控えてる身で、忙しいんだ。しかも、大学受験は、全国レベルで戦いたいのよ。
恋愛だけに、エネルギーを集中できない訳さ。
お礼のつもりかもしれないが、「HIRO君とFさんは、お似合いだと思うの」とか言って、余計なことをしてくれた。
俺は、恋愛関係に於いて、決して「伝言」を頼むようなタイプじゃないから。Y子には、それが理解できなかったようだ。
ピロロ軍曹「軍事介入を非難」
特に恨んでるということでもない。だが、Fさんは、人生で唯一人、「告白」の出来なかった女性だ。
後日、彼女から呼び出されることになった。
☝
Y子を通じて「君が好きだ」と言ったのではないが、そう受け止めるのが自然(当然?)だろう。
自分の恋愛史に残る「汚点」である。
<おまけ>
杉山清貴&オメガトライブ
「ふたりの夏物語」
Fさんから、突然「図書館に来て欲しい」と連絡があり、そこでプレゼントを手渡された。
「はいこれ、私の写真」
「えっ!? どういうこと…?」
「HIRO君が欲しがってると聞いたから」