2023年9月30日

 午前中はバチカン市国に行った。サンピエトロ広場に入るためのセキュリティチェックが大行列 だった。1つの入り口に集中をしたためか または後で知ったが 宗教行事があったためか、とにかく 40分ほど行列に並んで セキュリティチェックを受けた。 中に入ると サンピエトロ広場が広々と広がっている。 青天の元、素晴らしい眺めであった。ただ今日は 宗教行事で関係者以外はすぐに広場を出るしかなかった。 もちろんサンピエトロ大聖堂は今日は立ち入り禁止だった。(予約時に宗教行事の有無をチェックすればよかった。反省)
 バチカン博物館の入り口の方へ向かった。博物館は予約をしていたのですぐに入れたが チケットを求める長~い行列ができていた。予約は必須のようだ。

 バチカン博物館は 歴代の法王が集めたコレクションが中心だそうで、古代ギリシャ美術から始まり 様々な時代の美術的価値の高いものばかりがあるそうだ。 丹念に 見て回るには1週間が必要と言われる。そこで、ピオ クレメンティーノとピナコテーカ、システィーナ礼拝堂 、ラファエロの間に絞り込んで見ることにした。 それでも 大混雑の中をかいくぐったり密集の中で見学をするようになった。 特に感動したのはシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの最後の審判。

 

ここだけ 撮影禁止と気づかず、思わず 何枚も シャッターをきった。(撮影禁止のアナウンスをされてしまった。)ラファエロの間は、25歳のラファエロが37歳でこの世を去るまで描き続け 弟子たちによって完成された部屋だそうだ 。当時 ミケランジェロが描いていた部屋だが ミケランジェロがフィレンツに帰った隙に ラファエルは入り込み その技術を学んだと伝わっている。素晴らしい絵画に感動した 。どちらも 旧約聖書や キリスト教の教えが宗教画として描かれており、 聖書を読むのと同時に 宗教画による教えを導く キリスト教のあり方が心に響くものであった。
 予約の時にランチ付きの予約しか取れなかった。ランチに行ってみると 19.5ユーロ 約3200円程度の ランチ と聞いていたので 期待したが、 フードコートの1500円程度のものだった。 残念というか、宗教施設なのに高すぎだろう! 逆に、訪問者のために入場料や食費を下げてほしいものだ。ランチ付き 博物館入場料は1人 41.5ユーロ 6300円程度である。 高い!!!!!!!

 その後 地下鉄を乗り継いで、昨日の続き コロッセオの前のフォロロマーノ、 パナティーノの丘を歩いた。 暑い時間であったので大変疲れたが、約2000年も前のローマ時代の政治の中心であったと思うと驚く 。またここまでの形で残っているのにさらに驚く。

 地下鉄でホテルの近くまで帰りスーパーで買い物をした。暑さもあって今日は大変 足が疲れた。