2023年9月20日

 アパートから約30分歩いて、ミラノの街並みを見ながらドゥオーモへ向かった。9時に予約していた ドゥーモの テラスリフト 入り口に到着。ドゥオーモ は24年前と同じく 下から見上げるとその威厳に感動する。 ヨーロッパの様々な建築物を見てきたこともあり 感動はやや薄かったが、やっぱり ミラノのドゥオーモ は格別である。エレベーターで上がり屋上へと出た。 あいにく 修復中のところもあり 曇り空 相まって 眺めは今一つであったが、 ミラノの街並みを見渡すことができた。135本もの尖塔が天を突き刺すように伸びている。 14世紀後半から19世紀初めにかけて 工事が行われ 完成したそうである。 素晴らしいゴシック建築の傑作だと思う。 カテドラル まで階段でおり 礼拝堂を見て回った。ヨーロッパのいずれの国もキリスト教を中心に据え 人々が祈りを捧げていることがよく伝わる。
 1時間半ほどの滞在の後、外へ出てヴィットリオ エマヌエーレ2 世 の ガッレリアに向かった。 高く美しいアーチ、壁、ガラス天井のアーケードがスカラ広場へと通じている。歩道のモザイク模様、 天井付近の絵画 いずれも素晴らしい。 観光客で大混雑をしていた。 また 有名 ブティックが軒を並べ ていたが、とても入れるような雰囲気ではなかった。
 先に ボルディ ベッツォーリ 美術館も訪れた。貴族のペッツォーリが 収集をしたヨーロッパでも屈指のコレクションだという 。とても個人の邸宅とは思えない素晴らしいものだった 。ミラネーゼも大好きな美術館 だそうだ。
 マクドナルドに入ってランチにした。マックとケンタッキーの進出がすごい。
 

 1時半の予約であったスカラ座を訪れた。見学に入るとすぐに 大ホールを貴賓席から眺めることができた 。ウィーンのオペラ座、 パリのガルニエ と比べると 華やかさ は 今一つであるが、 しっかりと輝きを持っているように思った。博物館ではいろいろな展示を見て回った。妻が喜んだので 何よりだった。帰りに今夜の演目のリハーサルを偶然見ることができた 。貴賓席のガラス越しではあったが、妻がとても喜んでいた 。

 帰りは スフォルツェスコ城へ向かった。中庭が無料なので 外と中と両方から眺めることができた。
 行く途中でミサンガの強制売りに出会った。 巧みな 日本語で「長友 長友」と呼びかけられ、親しく話した上にミサンガを巻きつける。「ノーマニー」と聞いていたが いつのまにか「サムマネー」に変わったので、NO と言ってすぐに外してその場を立ち去った。 気の弱い 日本人なら払ったかもしれない。 親しそうに話しかけてくる輩には十分気をつけるようにしたい。