久しぶりのお風呂が普通な日記だが・・ | いつまでも女々しくて・・・

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20年連れ添った妻を自死で亡くした男(hiro)の日記

実はそうではないのが俺の心の中だ。

風呂で倒れた俺は
目の前がTVの砂の嵐の様な風景に

あぁ、このまま俺なんか死んでしまえばいいのにな
そう思っていたら、視界は徐々に明るくなってきて・・

でもその回復してきた風景は
今まで見たことのないトリミングで
死ぬ時ってこんな感じなのかなと考えたり。

でもそれは家の中でそうなったからその景色だけど
これが外ならまた別だろうな。

洗面所で自死した妻は、その時どんな景色だったのか。
下ろしたのは俺だが、下ろされた後の景色は
正にこの状態だろう。

あの時、彼女にはどう映ったのだろうか。

でも、そのことで売るに売れない家になってしまい
今現在の生活すら脅かされていて
どうせなら外で自死してくれたらどんなにか助かったのにと
普段妻を恨むことも多かった。

だけどあの日、最後の顔がとても穏やかで
眠っている様な顔だったんだよ。
外だったらそんな訳にはいかなかったろう。

だから、やっぱりせめてここが最後で良かったんだな

そう改めて思ったよ。

今までごめんな
そんな簡単なことにさえ気づかなくて