Xデー | いつまでも女々しくて・・・

いつまでも女々しくて・・・

20年連れ添った妻を自死で亡くした男(hiro)の日記

いつかまたやれなくなるXデーがきた。
それでも1年半頑張った。
朝はやくから夜中まで働いた。
でももうダメだった。

これ以上は続ければ自己破産になってしまう。
それだけは避けなければ、一家路頭に迷ってしまう。

でも俺は決めていた。
いつかこの日が来るときに
そう、この事務所を借りるときに、やっていけなくなる日がきたら
けじめをつけようと。

また家に帰って頑張るか、ここで人生を終わらせるか を。

俺の場合、そのことが無責任な自死だとは全然思っていなかった。
どちらかというと、武士のような家を守るための切腹に近い。

俺がけじめをつけることで、家は残るし
当分3人で生活するのに、贅沢をしなければ
十分学校卒業まで暮らしていけるくらいの保険には入っている。
俺がいなければ、妻のストレスもなくなるだろうし
子供たちの心を傷つけてしまうが、路頭に迷うよりはいい。
家族を守るための最後の手段だと考えていた。

その最後は妻に判断してもらうことにした。
もちろん俺の考えていることなど知らない中で、けじめをつけることとか・・・

家に帰って再スタートをよしとするかどうか。
事情を聞いた彼女の答えは


家でやるしかないじゃない



俺の命は繋がった。
そっちの方向で死ぬまで頑張る ということになった。

ただこのときに、しぶしぶしょうがないという彼女の顔を見たときに
やっぱりけじめをつけたほうがいいんじゃないかなと、そのときは思った。
すごく悲しかった。
本当はもう俺のことなどどうでもいいと思っているんだろうなぁ・・・