一昨日、福岡に行った帰り道のこと。


オットはこの福岡で大学生活を送っていたので、わりと地理に詳しく、


渋滞を避けてナビとは違う道を走っていると、覚えのある店の前に


来た。







「私、このお店覚えてる・・・」






「あ~。覚えとったね。」







そのお店は、オットが私と出会うずいぶん前に付き合っていた彼女


が働いていたお店だ。


もちろん、私は会ったこともないけど・・・。


若い頃は、そんなことでもケンカになったこともあったっけな~。








「まだ、その人いるのかな。結婚してるかな・・。」




「さぁ、どうだろうね~。さすがに結婚はしてるだろうけどね~。」




「そうよね~。でもさ、幸せになっててもらいたいよね。


やっぱり自分の前を通り過ぎて行った人は、みんな幸せになって


ほしいもん。」




「あ~~~・・・・・・・。


そうだよな~~~~。」








不思議だった。素直にオットにそんな風に言った自分が・・・。


昔の『やきもち焼き』の私なら、こんな会話はあり得ない。


これも、いい大人になったってことかな・・・。


年の功・・とも言えるか・・・。








そんなことをぼんやり車の中で考えてたら、ふと思い出した。


「自分の好きだった人には幸せになってもらいたいよ。」


という言葉は、ずっと前に私がある人から言われた言葉だ。






その当時は、その言葉の意味がまだわからなかったけど、


今はなんとなく、なんとなく分かるような気がする。






きっと、その時の私がいて、今の私がここにいる。







どういう形であっても、自分の前を通り過ぎて行った大切な人、


そしてこれからも出会うであろう大切な人たち、


そしてもちろん今の自分を大事に思ってくれる人のためにも、


私は笑顔でいなくちゃいけないって、


心の奥で思いながら家まで帰ってきた。