「今後30年で根治可能」 ノボ社研究 ES細胞利用、新治療法

>将来に向けて、新しい治療の開発も進んでいる。1923年に北欧で初めてインスリン製剤を実用化したノボノルディスク社(デンマーク)のラース・フルアーガー・ヨルゲンセン社長兼最高経営責任者(CEO)は5月中旬、本国で開いた会見で「1型糖尿病は今後30年で根治可能になる」という見通しを述べた。

> 同社が研究しているのは、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)からβ細胞を分化させ、患者に移植する治療だ。

>β細胞を移植しただけでは、再び免疫系の攻撃を受けてしまうため、細胞を保護する高分子の「入れ物」も並行して開発している。

> 同社のマッズ・クロスゴー・トムセン最高科学責任者は「これまで20年間研究を進め、あと数年で臨床試験に入れる段階まで来た。実用化にはそこからさらに数年かかるだろうが、日米欧当局から要求される水準をクリアできるよう開発を進めている」と自信をのぞかせた。



 1型糖尿病患者に明るい兆しが見えて来ましたね。あと数年で臨床試験の段階だともしかすると、もっと早くなるのかも知れません。


 β細胞を維持することが必須ですが移植前に前もって保存することもゆくゆくは可能になると思います。続報に期待したいですね!