こんにちは、イタリア料理シェフのhiroです。


前回、船で働いている時の話をしましたが、太平洋のど真ん中、360°水平線の夜でもうひとつ感動的なものがありました。

真っ暗な海の上での夜空。星ってこんなにあるのかと思うほどの星の数。ブラネタリウムを見ているような夜空。しかも、びっくりするほどの流れ星があるんです。


流れ星にも色々あり、線のように落ちて行く星、すごく光を放ちながら落ちて行く星、流れ星にも色々あるんです。真っ暗な海を見ていると恐怖すら感じるほどですが、目を空に向けると神秘すら感じるほどです。星空も、海域や国によって違いますが、僕は太平洋が思い出に残っています。


あと、忘れられないのが、真冬にウラジオストクに入港、夜に出港というのがありました。ウラジオストクは停泊なしでの出港でした。


出港して数時間後、自室に戻る為に甲板に出たら、空が薄緑なんです。流石に見渡しました。しかし、薄緑なのでさほど気に止める事もなく行こうとしたのですが、ふと、珍しく感じしばらく見ていました。その後、どの国、どの海域でもあのような空は見た事がありません。


今思えば、確かではありませんがオーロラの一種だったのかも知れません。オーロラと聞いて思い浮かべる景色とは違いますが、不思議な感覚で見ていました。


たった1度だけ見て、あの光景は忘れられません。


ウラジオストク入港は1度しか経験しませんでしたが、同じ海域に行く度に空を見上げていましたが、再び同じ空を見る事はありませんでした。


僕の彼女は空が大好きな女性です。彼女にも見せてあげたいですが、ウラジオストクの薄緑の空、これだけは自信ありません。僕も1度だけしか見た事がないからです。


太平洋の星空なら可能です。あの流れ星の多さ、色んな流れ星、赤い

流星痕を残しながら落ちて行く星。青い流星痕を残しながら落ちて行く星。豊かで鋭く繊細な感受性の彼女なら、涙を流して喜んでくれると思います。きっと太平洋の夜空は地球ができてから姿を変えていない神秘的な夜空です。こんな夜空を愛する人と見れるのは2人で宇宙にいる感覚になるはずです。2人で神秘的な時間を過ごしたいです。