ゆっくりとした朝を迎え川越町民球場へ向かう。

早朝には一本後輩にメールを入れておく。

今日はマスターズチームの県大会準決・決勝戦が行われている。

「肩に違和感があり先発出来ないので本日は欠席します」

適当なメールである。


6年生最後の試合はやはり見届けたいと思いグランドへ到着。

応援席でいつものように静かに観戦する。


先発はジャイロボーラーのSタ君。

前回の北部大会と比べ腕が振れていない。

先頭打者をいきなり死球で出塁させてしまったのでコントロールを意識しすぎてたのかもしれない。

走者をスコアリングポジションに背負いピンチとなるが何とか無失点で切り抜ける。

攻撃は先頭バッターのNゾミくん。

気負いすぎていつものキャッチャーフライ。

3番打者のKスケくんも凡打。

「これでは大量点は期待できない・・・・。」

1点勝負のゲーム展開と思いながら観戦する。

毎回走者を出塁するもホームを踏ませずに無得点に抑える。

中盤守備のすきを突かれ1点をもぎ取られる。

1-0のまま後半へ・・・・。

そう言えばまだヒットが出てない。

ようやく3打席目でNゾミくんがセンター前にクリーンヒットを放つ。

得点に結びつかなかったがキャプテンの意地を見せてくれた。

最終回、Kスケ君がセンターオーバーのツーベースを放ちチャンスメークし次の打者で走者3塁。

土壇場にワイルドピッチで生還し同点。

「このイニング2点を取り逆転しないと・・・・」

同点であれば特別延長となる。

打順も考えそこに入れば難しくなるだろうと思った。

ツーアウトながら現キャプテンのKヘイ君が三遊間を破る気持ちの入ったクリーンヒットで勝ち越しの走者となる。

ここからは結果論となるが選手より指揮官の選択がゲームを左右する。

打者は強打者7番Kイ君。

その後は8番Mズキ君、9番Hヤト君、そして1番のNゾミくんと続く。

長打を期待して走者に2盗をさせてアウトになれば次は7番から。

7・8・9と次の回の打順となり1番にまわるのは得点をあげてからとなる。

浮足立った状況で成功すれば1打勝ち越しの場面。

ここでゲームを決めることができる可能性は少しでも高くなる。

走者を走らせず打者がつなげていけば次は上位打線での勝負となる。

特別延長での得点力の可能性は増す。

あの場面での選択はその後の展開を考えて様々な事が考えられる。

多分監督は6年生キャプテンのNゾミくんの1打に賭けた策を選択したのではないだろうか?

結果その後は両者無失点で特別延長。

8・9・1番と打者が続く。

8番9番でチェンジ・・・・・。

その裏の攻撃は最後に1番打者にまわりセンターオーバーを放たれゲームセット。

決めたのは相手打者の1番でしたね。


あの場面で打った選手をほめてあげないとね!


残念ながら6年生は3位で少年野球の最後の大会は終了しました。

最後まではらはらした試合を見せてくれて楽しかったです。


この試合で6年生は何かを学び次のステージに課題として持って行ってほしいですね。

よく頑張りました。






そして夕方、マスターズチームの後輩からメールが入った。

「優勝しました」

「お疲れ様」と返信した。

「よかったな!おめでとう!」ではなく「お疲れ様」である。


「これで甲子園に行ける」と浮かれている連中は多分現役時代にも同じ思いで同じ失敗をしたのではないだろうか?

この大会に優勝しても甲子園の出場権はないのです。

勝負は来春の予選会ですね。

そこで結果言い訳しないようなチームを作ってほしいですね。


今日はゆっくり出来ました♪