オモチャのプレゼント第二弾
先日、お伝えしました、近所の市営動物園のコンゴウインコ達のお話の続きです。あれから、私は居ても立ってもいられなくて、近所のペットショップに行って、大型インコが遊べるプラスチックのオモチャを買って、動物園に行きましたよ! ハイ!動物園は、閉園間近だったので、人影は無く、飼育員の方がお掃除をしていました。その中で、一番優しそうな若い女性の所へ、勇気を持っていきました。なぜなら・・・迷惑そうな顔をされたり、私の無知さを笑われたり、余計なお世話ですと言われたら嫌だったのです・・・(ここは弱気)でも、可哀想な「ベニ」と「ルリ」のことを思うと、勇気も出てくるってものです。「あの~、お忙しいところ申し訳ございません・・・私は、とても鳥好きな者でして、決して怪しいものではございません・・・ただ・・・ コンゴウインコ達が遊ぶものもなくて、お互いの毛を抜いてストレスを発散しているようなので・・・直ぐ壊してしまうのは、重々承知のうえで、もしよかったら、このオモチャをプレゼントしたいのですが?」などなど・・・私の思いが邪魔をしたので、涙をこらえながらの説明になってしまいました。すると・・・飼育員の女性も、嫌な顔ひとつせずに、大事そうにオモチャを受け取ってくれました。そして、彼女の顔も、涙をこらえた表情をしていました。「彼女も、動物が大好きなんだ~」言葉には表すことができないけれど、同じ思いをわかり合えたような気がしました。本当は、直ぐにでも、コンゴウインコのゲージにぶら下げて、2羽が喜ぶ姿が見たかったのですが、さすがにそれは、してもらえませんでした。「すぐに、壊してしまうでしょうから、また持ってきてもいいですか?」と訪ねると・・・「どうぞ」とのお答えだったので、まずは一歩、踏み出せたように思えました。で・・・↑よく見ると・・・「ベニ」の足の爪が2本ありません。どうしてでしょうか? この子達の餌は、ひまわりの種と乾いたトウモロコシの粒と、リンゴとミカンでした。これで、栄養のバランスはいいのでしょうか?ペレットとか、青菜はあげなくてもいいのでしょうか?飼育の環境も餌も、これでいいのかな?など・・・気になることも多いのですが、あれもこれもと突進しても、うまく行かないと思うので、とりあえず、『ベニ』と『ルリ』と動物園の人たちと仲良くなって、2羽のストレスを少しでも軽減できるようになれば・・・と思っています。そして・・・しばらくして・・・息子と一緒に、今度は手作りのオモチャをつくりましたよ。工作大好き息子も、真剣・・・ハロウィンも近いことだし、見に来てくれたお客様へのサービスも込めて、カボチャのオブジェをぶら下げました。で、懲りずに・・・それを持って、二人で雨の中を動物園へ・・・この間のプラスチックのオモチャがゲージの中にあることを期待していったのですが、ありませんでした。2羽は、相変わらずヒマそうにしていました。園の中には人がまったくいなかったので、今度は事務所まで行ってみました。すると、事務所の前に、この子がいました。うわ~ 嬉し~ と思って近寄っていくと、頭を下げてきます。「大丈夫かな?」と声を掛けながら、指を入れると・・・『カキカキ』させてくれました~☆いくらでもさせてくれました。とても良い子なのです。ゲージの下には、飼育員さんのイラストがあり、この子は、とても人が好きな子だという説明がありました。ただ・・・ この子の餌も、ひまわりの種と乾いたトウモロコシでした。一応おもちゃはありました。名前は、書いてありませんでした・・・そして、『カキカキ』を終えると、いざ事務所へ~「あの~。先日、コンゴウインコ達にオモチャを持ってきたものですが、また、新しいのを作ったので、プレゼントしたいのですが・・・」今度は、事務所の職員のような、年配の女性が対応してくれました。私の話を聞いて、一瞬困った顔をして、偉そうな男性の顔をみました。男性は、軽く頷くのを確認すると、年配の女性は、オモチャを受け取ってくれました。この気まずい雰囲気のなか、前回のプラスチックのオモチャはどうしたのかは、聞けるような感じではありませんでした。ただ・・・ 息子に向かって、「君が作ってくれたの?」とたずねました。息子は、「はい!」と正直に答えてくれました。その「はい」は、鳥に「クルクルパー」になったお母さんに無理矢理に付き合わされて、にオモチャを作らされた! かわいそう「はい」ではなく、「僕は作りたいから、作りました!」という「はい」だったので、女性の心にも、少し響いてくれたように思います・・・ というか信じたいです。そんな、こんなで・・・色々考えてしまいます。私に何ができるのでしょうか?セキセイインコの飼育しか経験が無いので、どうしたらいいのかわかりません。この子達は、市営の動物園で飼育されている子達です。。。やはり動物園の人たちは、動物の飼育のプロなのでしょうから、安易に私がどうのこうの言うのも、失礼でしょうし・・・財政厳しいこのご時世に、呑気にインコたちの事をかんがえろ! と一人の市民が言っても、聞いてもらえるのでしょうか・・・でも、でも・・・なにかできないのか・・・無い知恵絞って、考えましたよ~そのお話は、また次回に・・・