シャボンのお祖母ちゃんが亡くなった。
次の事を 書き残しておこうと思う。
…その連絡は オカンの弟から 電話かかってきて知った。
オカンの弟。シャボンにとって 叔父さんなんだけど
兄ちゃん!とシャボンは呼んでいて
全てを話してから 兄ちゃんは こう言った。
「葬式とかに『来い』と言ってるんじゃない。
ただ、お祖母ちゃんの事に関しては
ヒロちゃん(シャボン)は いろんな想いがあると思うからな?
だから 一応連絡しただけや。」
話し方も穏やかな感じで兄ちゃんはそう言った。
家に電話がかかってきたから
たまたま出たシャボンは ブルのいてる前で喋る事となり
ブルは 話の内容を知る事となって
ブルは 葬式に行く前提でシャボンに
「ヒロはどうしたい?」
と、聞いてきた。
「…いや。いかん。
行けへんわ、私…。」
そうブルに言ったんだ。
子供の頃 最初にシャボンを引き取ってくれたのは お祖父ちゃんとお祖母ちゃんだった。
当時、毎日罵声を浴びせられるものの
大人になったシャボンは お祖父ちゃんお祖母ちゃんに恩を感じ
車で一時間のお祖母ちゃん家まで 何かあると 夜中であろうと駆け付けた。
そんな行動は 叔父さんである兄ちゃん達にもシャボンはそうだった。
子供のシャボンにお金がかかる、の理由で 叔父さんの所にも預けられたシャボンは
叔父さんの嫁さんに グチグチ色々と言われては
たまらない毎日だったけど
これまたシャボンが大人になったら 恩を感じ
大きくなった甥っ子、姪っ子の色々な相談役となり
彼氏、彼女、結婚する相手なら尚
甥っ子、姪っ子は ブルとシャボンに紹介しに来ては
食卓を一緒に囲んだ。
薬に手を出した甥っ子に関しては とことん動いた。
それもこれも いつもブルも一緒だった。
ブルも協力的だった。
とんでもなく乱暴なお祖父ちゃんは
お祖母ちゃんに暴力を振るうんだけど、それは 死ぬやんけ!のキワキワな事ばかりで
何故か シャボンに電話してくるお祖母ちゃんを
何度となく ブルはオカンとシャボンを車に乗せ助けに行ってた。
大人になってたシャボンは
お祖父ちゃんに よく怒鳴った。
もう…こんな想いをするなら いっそ死んでしまいたい…
と、言って床で正座したまま泣くお祖母ちゃんに
そんな家は出ろ!
家から出したのもシャボンだった。
お祖父ちゃんの 怒りは こっちに向けろ!と言わんばかりに
シャボンが連絡係りで盾になった。
色々な人の 色々な事情、一人一人の勝手な手前、を主張する親戚たち。
色々な歯車が狂いはじめ
色々なきっかけと 色々な理由で シャボンは 親戚との関わりを切った。
生前、お祖母ちゃんは言っていた。
何度も聞いたことがある言葉だ。
早くみんなのいる田舎のお墓に入りたい
今まで葬式で どれだけ親戚で揉めてる所を見てきたかわからない
自分の時は 絶対に揉めてほしくない、喧嘩をしてほしくない
そんなのを見たくない
人を見送る事が多くなったお祖母ちゃんは
葬式で みんなが集まって揉めてる場を見てそう思ったようで
それをよくシャボンに言っていた。
シャボンはもう何年も親戚と関わっていない。
そして、オカンとも縁を切ったシャボンは
親戚からは とんでもない!どんな娘なんだ!
と、なってる。
その親戚達ってのは
何処までが親戚だ?!ってくらいスゲー範囲で
今回の葬式には かなりの人だ
しきたりから何から 色々親戚が口うるさい
と、兄ちゃんから聞いてる。
その中で、お祖母ちゃんの一番最初の孫がシャボンであり
色々な意味でー
おかげで親戚らの中ではシャボンは有名でもある訳で。
周りの親戚が お祖母ちゃんからお金を借りるのが普通の中
お金目的でもなく、お祖母ちゃんの色々に一番先に駆けつけたのもシャボンだった。
もし、葬式にシャボンが行ったとしたら
おそらく 口うるさい親戚らが
色々と食いかかってくるに違いないと思う。
それは
ばあちゃんの事、オカンの事、お金の事、もう色々と。
オカンと縁を切る時にも思ったが
もう やるべき事は 全てやった
助けて欲しい時には 誰がほっておいても 絶対に助けた
一緒に苦しみ、時に盾となり その時その時に あらゆる形で全力を出した。
ブル母も生きてる時だったし、オカンもどーしよもないし!で
色々な事が同時進行だったから大変だった。
お祖母ちゃんの事もそう思う。
恩、とは言えど
あそこまでは出来ない、と思うような事までしたのは
その場のお祖母ちゃんを見てられなかった、助けたい
恩とは違うものだった。
あの時も、あの時も
お祖母ちゃんは 辛く悲しいたまらない状態だったから
助けたい一心で動いたこと
助けたてくれたお礼だ、と言って
癖か?!とおもわれる
お祖母ちゃんが財布から出すお金を一切受け取る事をしなかったこと
子供の頃と反対に お祖母ちゃんが小さく シャボンの方が大きくなり
「おおきに…ヒロちゃん、おおきにな…」
と、拝むように手を合わせ 手を擦り合わせて揉むような小さな姿を思い出すと
葬式出んでも ええよな?お祖母ちゃん。
そう思ったんだ。
もうええよな?と。
そんなに手を合わせて おおきに…おおきに…
言うのなんてもう嫌やろ、と。
「この先、葬式に出んかった事を後悔をする事もあるかもしれん。
だけど、もう親戚とは切っとんねん、私。
やし、オカンとも切っとる。
第一、この連絡自体 オカン発信でもないし兄ちゃんな訳や。
自分自身の自己満や後悔せーへん為に、とかの自分を守る為に!で葬式にはいかんし
行けば 揉める。絶対に揉める。
お祖母ちゃんも言うてた。揉め事はキライや、って。
だから行かん。行かんでもお祖母ちゃんは分かるはずよ。
行かん事で 親戚に何言われようが 今に始まった事やあるまいし
あんた(ブル)は、もし なんかで聞く事があったら
私から何も聞いてなかった、と言うたらいいんよ♪
もし。もし、これが あんたがおらん時に連絡がきてたとしたら
私はあんたに言うてなかった話やと思うしな。」
そうブルに言った。
ブルのお母さんと同じ年だったお祖母ちゃん。
心の中で何度も言うよ
ありがとう、お祖母ちゃん。
よー色々な事に辛抱したな。
お疲れさん。
ってな。
ブル母、父の仏壇前 シャボン。
「お父さん、お母さんー♪
そっちに(天国)さー?
○○ちゃん、行ったのよ。
(シャボンは大人になってから お祖母ちゃんの事を名前のちゃん付けで呼んでたんだ♪)
会ったら言っといて♪
ありがとう、お疲れさんやった!って 私が言ってたよ♪って。
お願いします…」
チーーン
お義父さん、お義母さん、任せたぞい♪♪
さてさて、今日は病院の日。
葬式ではなく 病院に行ってこよ♪
お祖母ちゃんは 品のあるべっぴんさん♪の孫からの投稿