今日…ってか 昨日か、もう。
実は 今日 ブルは凡ミスをしたんだ。
家に帰って来てから気付いた、
鍵が無い、と。
ブルの鍵はたくさん。
会社の鍵、シャッターの鍵、
会社の色々の鍵を
ジャラジャラと持ってるんだけど
ブルには考えられない凡ミス。
会社に戻り、一緒に探したんだ。
残業で働いていた中国人の人が
走ってきた。
「ドウシマシタカ?!」と。
4人、残業していたけども
説明し「お前らは仕事しとったらええよ、俺ら勝手に探しとくし!」
懐中電灯片手に 探しに探したけど
無い。
「アリマシタカ?!」
代わる代わる聞きに来てくれるけど
サッパリ。
「悪いな~仕事中。
もし、あったら 事務所に置いといてくれ。
これで、ちょっとジュースでも買って休憩しながら
怪我せんとやれよ」
言いながらお金を渡し、
シャボンは頭を下げて さよならしたんだ。
たぶんね、
たぶんなんだけど、シャボンはブルの会社が苦手なんだ。
「奥さん。」
来る人、来る人に 紹介される度に
緊張するんだ。
ありえないっしょ?
フレンドリーシャボンが(笑)。
実は シャボン自身が自らしゃべる事に関しては
全然オッケーだし
シャボンの友達の友達~を紹介されても 全く問題なし!
なんだけど
ブル関連だけ アカンみたいで
それは自身を分析すると 分かるんだけど
ブルに恥をかかせてはならない!
が
全面に出るのだ。
だからだと思うけど、
帰り車の中で 発作が出た。
緊張したらアカンのだ。
しまった!なんで先に薬を飲んとかなかったんだ!
と思った。
発作の症状を
同じパニック障害だった 女優の大場久美子さんが言ってたけど
「水に顔を付けられて 息が出来ないくらいの苦しさ」
と表現してるけど、まさしくそんな感じ。
今はそこまで症状が重い訳でもないけど
時と場合によっては
軽い症状から重い症状にもなるし
アカン!と思った。
の次は もう 当たり前だが
グッタリして前かがみになる。
「どした?!しんどなったか?!」
ブルが言った。
この時なんだ、
シャボンが「アカン…」と 言えないのは。
発作で言えないんじゃない、
なんて言うか
ブルを困らせる、迷惑かける、
とか そんな感じに近い感情から言えないのだ。
「しんどいか?!お茶買うか?
薬持って来てるか?!」
うん…
頷くだけが精一杯だった。
「分かった!ちょっと待てよ、
今 側道やからやな~…」
走りながらブルは言い
「大丈夫や。横におるから大丈夫や。」
そう言って ブルはシャボンの手を握り
摩ってた。
あ…そや…
私…アカン、言うても良いんや…
倒れても大丈夫、大丈夫やろ…
迷惑はかけて良い…そうやったやろ…
そう思いながら、左手で胸を何度も摩ったんだ。
そしたら スーッと楽になって
ゆっくり目を閉じたんだ。
あ…私、大丈夫や…
発作が軽く軽くなって しゃべられるようになった頃
「あそこに自販機あるわ!」
そうブルは言った。
「も…大丈夫。
アカン!と前兆があったのに
言われへんかった…ゴメン…
もう大丈夫…。」
アカンな…と思った。
迷惑かけても良いんやで!
言われても
咄嗟に あんな発作が出たら
今までみたいな自分に戻る。
自分でなんとかしないと!
と思ってしまう。
まだまだ 慣れない。
慣れないんだなー。