[注]続きです。分からない人は遡ってください。
すべて真実ですが、記憶が曖昧なところがあるのも事実で
覚えてる範囲で書いていますが、期間や時期がはっきりしない部分があります。
「シャボンちゃん、ゴメン!
バイトの先輩に、誰か紹介しろ!と頼まれて仕方なかったんや!
頼む、シャボンちゃん!一回だけ会ってくれたらそれで良いから!」
シャボンは、あの時に駆け付けてくれたその友達は 男だけど
お兄ちゃん同様、別格だった。
流れゆく時間の中で
ひょんなことから、そんな頼みの電話が友達から来た。
友達に借りを返すように
その「先輩」とやらの人と
一度だけ会って遊ぶ事を
本当は嫌だったけど、「どうしても!!!」と困ってる
友達の顔を立てる意味で
「分かった♪でも、その人に言うといて。
付き合おうとしてる彼氏がおるって♪
約束やで♪」
そう言ったんだった。
その彼氏とは「お客」のことだった。
「そーなん!?シャボンちゃんーー!!
なら・・断ろうか・・?」と言う友達に
「他にアテがあるんかいなー♪」と言うと
「無いーーー笑!!先輩やからさ・・」と困っていたので
「ええよーーー♪会えばそれで向こうは納得やろ?
ちゃんと約束通り話してくれてたら かまへんよっ♪」
たぶん「あの日のあの時の事」がなければ
シャボンは友達の頼みを 絶対にシャットアウトしてたはずなんだ。
あのとき。シャボンは この友達がいてなければ
来てくれなかったら…
もしかしたら・・・・・分からなかった・・・・。
先輩か・・・。
待ち合わせの場所まで行くとハザード点けた車が一台。
立ち止まった。
もうね、なんと言うか ほんまに嫌なんだ。
でも、あの友達のことだ。そんな悪い人じゃないだろう・・・
運転席から助手席を開けて
「シャボンちゃん??ども♪」
そうその先輩は軽い調子で言った。
シャボンはね、顔を見ることなく 助手席に乗ったよ。
すぐに車は発進し「どうも♪はじめまして♪」と
シャボンの顔を見ずに言ったその先輩だった。
信号待ち。
初めてこっちを向いたので「どうも♪」とニコリとしたシャボンに
「暗くてあんまり顔が見えへんよなっ♪あははは~♪
居酒屋でもいいかな~♪?」
シャボンにしたら どうでもよかった。
居酒屋で椅子を出され「ここに座る?」
そうシャボンに向けたときに、初めてシャボンはその人の顔を
明るい場所ではっきり見ることになるんだ。
ハッ!!!!っとした。
目が、目が、あのシャボンが大好きだった人にそっくり・・・・
えっ!?私、この人と結婚する・・・?????
なんでそう思ったのか自分では分からないけども
一瞬、よぎった事を覚えてる。
実は、この先輩こそがそう・・「ブル」なんだ。
びっくりしたのは これだけではなかった。
シャボンが働いてた場所は大阪の淀屋橋。
後輩にあたる友達は隣の北浜。
と言うことは当然 この先輩なるブルも北浜。
なのに
互いの家が 信号一つ渡った同じ町にだったとは 偶然だった。
家は淀屋橋や北浜から 全く京都よりの 離れた場所なのに
互いの家が5分もかからない場所にあることを知るのだ。
中学さえ、一緒の中学だと盛り上がり
こんな偶然があるのか・・・・と正直 びっくりした。
だけど
シャボンはなんら それ以上の気持ちにもならなかった。
帰り、シャボンの家の近くまで送ってもらったときだった。
「アイツ(後輩)から実は聞いてる。
付き合おうとしてる人がいるって?
ちょっとオレの家に寄らん?」
そう言われて
「いや、帰るわ。今日はありがとうー。ご馳走様でした。
じゃ、また♪」
何も知らないブルは
そのまま車から出ようとしたシャボンを急にひっ捕まえて
嫌がるシャボンを
力いっぱい抱いたまま
「オレじゃアカンか!
初日でこんなこと言うのはおかしいのは分かってる!
だけど!」
くらいで ブルを叩くように暴れたシャボンは
泣きながら振り払い、当時のブルに豹変したように怒鳴り散らし
「こんなことするから嫌やっていうねん!!
もう嫌やぁぁぁ・・・・・」
そうギャーギャー泣いたので びっくりしたんだろうブルは
「ゴメン、ゴメン・・。そんなつもりもなかった!!
もぉ……
何もする気はなかったんや、なかった
軽い女やとは思ってもないし、大人やのに
離したくない一心で こんなことを…
ほんまに悪かった、悪かった…」
そうブルは必死で真面目に謝ってたが
震えが来るように歯を食いしばり、強張る自分に気づいたとき
その時だった。自分は触られたらダメなんだ…と思ったのは。
私は
触られると…勝手に暴れてしまうんだ…
と 思ったのは…
続く…