「あれ?!ズボンが無い!!」
今日から初めてのバイトの花子。
裾上げをお願いしたあの
シュ!ストン!バッ!と言っては、探しに探したズボンを
君は何処にやったんだー?!
嘘やん…
嘘だーー!!
のシャボン。
「あ!!裾上げしてもらったのを
取りに行ってないー!」
と花子。
え?
取りに行く!言うて 出かけた時あったがな!
……。
どうやらマジに取りに行ってないようだ。
腹立つ…
何故 腹立つか。
「ゴメン、ママ!取ってきて欲しい!
私、シャワー浴びなアカンし、
顔も化粧せなアカンし
ママなら すぐそのまま行けるやん!」
産んだヤツ、出てこーい!
育てた親出てこーい!
なんで こうもミソクソだ…?!
腹立つ…。
「お前、腹立つ時ゃ~
『誰にも迷惑かけてない』とか
『親の思い通りにならなアカン おもちゃか』とか
散々 ほざくクセに 困ったらこれや。
ほんま うっとーしいのー!お前は!」
ガチャン!
玄関の扉閉めて ブルルルル…
店まで ズボン取りに行ったし。
帰ってきたら
顔を化粧する前に 冷やして
引き締めとる、花子。
「ほんま ありがとう!
そこ置いといて!」
鏡越しに言われるシャボンは
マネージャーか!!
明日は家庭訪問。
座布団を買って来るかな~
で
「買い物行って来るし」と花子に言うと
「いや~!待って!
何時に帰って来るん?
何を持って行ったらいいんー?
ちょっとママ!聞いてるー?」
鏡から目を離さないから
シャボンも話さない(笑)。
「メモるもの!ペン!持って行くのは それくらいやろ!!
15分前にはバイト先に着くように行けよ!!
じゃ。」
玄関から花子のリビングにいる2階に叫び
花子が
「ママ!ママー!!
ちょっとー!!ヒー!!」
と
ジェットコースターに乗ってるような叫び声を聞きながら
……ったく、
こっちがヒヤヒヤするんじゃ…
お前自身がジェットコースターやないかい…
で ブルルルル…(笑)。