「明日は冷えるって!
お前に 一枚あげるわ!」
と ヒートテックのタイツを 旦那にもらった。
もちろん男物。
女物がほしい~(笑)♪
暖かい~のシャボンです。
オハヨー(^-^*)/ございます。
ある女は 不倫していた。
ある会社の社長だった。
会社が倒れそうだと その男は頭を抱えていた。
妻から子供から 見離されていたその男は
不倫相手の女だけが頼りだった。
「もしかしたら この女も会社が倒産でもしたら 俺の前からいなくなる…」
男は不安だった。
不安から情緒不安定にもなった。
「もうダメだ…」
その男の会社は不渡りを出した。
他にも色々な会社の社長から借金をしていた。
男は身を隠した。
「あの男は 必ず金を隠し持ってる。
愛人に渡してるに違いない」
多額のお金を借りるだけ借りて 消えたもんだから
追う方は 愛人目掛けて追ってきた。
愛人は 実はお金なんて預かってもなく
無関係だった。
しかし、額が額だけに 相手は必死となり
相手は 恐い人を連れ 愛人の娘の家にもやってきた。
この身を隠した男は
愛人の娘の旦那の会社にまで多額の借金をしていた。
会社同士、繋がりがあったのだ。
娘の旦那は 責められる事になる。
「お前の嫁の母親は愛人な訳やから
金を隠し持ってるだろ?
お前は 倒産する事を知ってただろ?
裏切ったのか?
金は誰が持ってる?」
と。
一銭も無しに 逃げる訳が無いと 責め続け、
それこそ全く無関係の娘の旦那は 今まで築き上げて来た信用も信頼も
ぶち壊される事になり、
肩身の狭い思いで 働く事になる。
愛人は あるマンションにいた。
倒産する少し前に 男が借りたマンションだ。
身を隠していた。
愛人と共に。
愛人の娘は 現状を話しにそのマンションに向かった。
男はいなかった。
愛人は とんでも無い顔をしていた。
顔が腫れていた。
殴られた顔をしていた。
娘は 顔を見てすぐに分かった。
ダメだ。このままでは 共倒れになる。
娘は 愛人の母親に
離れるように言った。
母親は娘に
「私が今 あの人から離れると あの人が可哀相だ」
と 聞かなかった。
娘は悩んだ。
そして 怒りは その男に向いた。
何故だ。
何故、こんな事をするんだ。
旦那の会社の借金だけでも 何故返さなかったんだ。
なんの恨みで 母親をこんな姿にするんだ、と。
男は 自分でそれなりのお金を 持ち逃げしているはず…。
どうしても男と決着を付けたかった娘。
が、男はこの娘を避けるように 娘がマンションに行くといなかった。
男は娘の電話には一切 出なくなった。
娘の家の前には 怪しい車がいつも止まっていた。
マンションに行くのも 車をまくように 大変だった。
何が一番大変だったか、
娘には小さな子供がいて
その子供を外に出す事が一切出来いのが大変だった。
何をされるか分からない恐怖が 伝わるくらいの雰囲気だった。
ある日 愛人は娘に電話してきた
内容は
今 自分は マンションのある部屋から出られない、
外から鍵をされていて 監禁されてる、と。
あの男なら してもおかしくない
娘は凍りついた。
男は会社を失い、精神状態が不安定になり
家族から見離され、会社も失い このまま愛人までも
自分から 離れるなんて…
と 愛人をどんな風にしてもおかしくない。
いっそ…一緒に…
などと考えられても たまらない。
娘は鍵を持ってたから
男がいない時間を見て
愛人の母親を逃がした。
母親も 疲れ果てたか それを望んだ。
さ。
ここからだ。
男は娘の電話も出なかったが
愛人が消えたとしたら 必ず電話してくるだろうと
娘は覚悟していた。
電話がかかって来た時は
娘の知る時の男ではなかった。
何処に 隠したー!?
引き離したのか?!
言え!言えー!!
それは もう 精神状態がおかしいとかではなく
ただのヤクザだった。
さ、来てみろ。
この家の前には お前がやらかした事で
追ってるヤツが わんさといる!
お前は 何をしたんだ、
母親に何をしたんだ、
旦那の顔にドロを塗るような事をしやがって
来るなら来てみろ…
そう言いたい娘だったが
娘は違った。
「なんの話だ?
母親がいないだと?
何処に行かせたんだ!?
何故 母親がいないんだぁぁ…
お前は 母親に何をしたんだ…
どうしてくれるんだー!警察に捜索願を届け出す!」
騒ぎ立てた。
男は愕然とした。
娘が 自分の愛人を 何処かに逃がしたかと思ったが
娘じゃない…
娘が 取り乱し 母親を返せ!と言ってる…
娘は 気付かれたら最後!の勢いで 手の奮えが止まらない中での演技だった。
娘が男と話したのは 当時 それが最後だった。
男は その後 本当に居場所が分からなくなった。
「仕事終わり、ちょっと寄ってくれるか?」
娘の旦那の携帯に ある会社から電話が入る。
その会社の社長は 旦那の知り合いだった。
まさか…。
娘は まさか…の思いを抱き
一緒に行く!と
ついて行った。
その会社の社長は 旦那の昔っからの知り合いで
学生時代からの先輩にあたる人だった。
「お前のお義母さんな~、
皆 探しとるやろ~?
俺も実は 聞きたい所なんや。
金、貸してる。
他の会社はええわ。
俺にだけでも教えてくれ。
知ってるやろ?居場所。」
あの男
何処まで…
男は もういない。
愛人は金を持ってないんだ。
本当に知らないんだ、何もかも。
愛人の嫁と旦那は
頭を下げた。
金の流れは知らない。
母親も金の事を本当に知らない。
信じて欲しい。
関係があるように見えるが こっちも被害者なんだ。
お願いだ。
義母さんは被害者なんだ。
お願いだ。義母さんだけは…
旦那は信用と言うものが 既に無くなっているのに
頭を下げ続けた。
まだ3ヶ月の赤ちゃんを抱いて頭を下げる嫁は
横で頭を下げ続け、痩せこけてしまった旦那を見て
涙が止まらなかった。
「分かった。
よその会社より 額がまだ少ない。
知らんと言うお前の事を信じよう。
でも!
こっちとしても このままでは引き下がれん。
居場所が もし 分かったら。
その時は 絶対に 教えてくれ」
冷たい風が吹く中、少し温かい言葉に聞こえた二人だった。
嫁は その何倍も 旦那に頭を下げた。
自分の母親が 愛人として関係があったがゆえ
築き上げて来た全てを 失なってる旦那に。
旦那は一切 嫁に怒る事はなかった。
責めてくれた方が
怒ってくれた方が…と
何度 思ったか分からない嫁だった。
「ずっと停まってる車が 怪しいと思う。
気付かれたんじゃないか?
ジッと していられない、恐い」
逃がした愛人の母親が
被害妄想のように カーテンを閉め 怖がってる。
全ての事から 怖がっていた。
だから 居場所を点々とさせた。
首がすわるか すわらないか?の赤ちゃんを
抱っこヒモで 前に抱き
自転車で 愛人だった母親の様子を見に
足を運んだ。
点々とする居場所。
自転車で通うには あまりに遠い場所になっていた。
追ってくる車の数も 減っていた。
旦那は 肩身の狭い会社で
こらえながら 必死に頑張った。
時間が解決する
いつか解決する
諦めなかった。
長い年月を経て
旦那は 信用を取り戻した。
「骨を埋める覚悟です」
そう会社に 頭を下げ 頑張った努力が認められた。
母親は ある場所で 落ち着き住む事になった。
愛人の母親が鬱病を患ったのは その頃だった。
普通の生活。
したかった普通の生活に戻った。
が 嫁は代わりに病気になった。
それでもよかった。
誰もが 普通に生活出来る環境になれただけで
よかった。
ある日。
母親の家に行くと 男の靴があった。
母親は 思春期の子供か?
くらいに慌てていた。
娘に 凍りつくような感が働いた。
7、8年ぶりに 目にするあの男の姿があった。
男は笑って 出てきた。
いつから…
いつからなんだ…
娘は 呆然としながらも怒りを隠せなかった。
お前のした事で どれだけ大変だったか分かるか!
娘は 暴れた。
ハッとした。
母親は 男をかばった。
娘の前で 男の前に立ち
やめろ!と
男をかばった。
男と女は 分からない。
こんな男と女の為に
ありとあらゆる物と闘い
失ったのか…
娘は力と言う力が抜けた。
ある時期は 本当に音信不通だったが
娘に隠れて よりを戻していたんだと言う話を
現実だと認めない娘は 失神しそうなくらいショックだった。
返してくれ…
全て返してくれ…
旦那の想いも 娘の想いも
時間も 全て返してくれ…
娘は 目の前が真っ白になり
何処までが 本当で
何が嘘だったのか
あれは嘘か、あれも嘘か?
遡れば 遡るほど
おかしくなった。
旦那に言えない。
何もかも失いそうになりながら壁となり
頭を下げ続けた旦那に言えない。
嫁はバレたら夫婦の終わりだ…
そう確信した。
嫁の母親の体調を気にかける旦那を見る度
全身が痛くなった。
私の邪魔ばかりする アンタは 娘とも思っていない、憎いのよ!
母親が娘にそう言った。
愛人、愛人、愛人…と
愛人慣れしていた母親を
娘はいつも嫌だった。
娘は母親が連れてくる男と言う男を 毛嫌い全開で
母親にしたら
なつかない無愛想な娘としか思ってなかったか
母親は常に「女」だった。
そして今も「女」なのだ。
「女」がそう言わせるのだ。
娘だと思ってないか…
憎いか…
娘は 落ちるとこまで 落ちた。
娘は思った。
守る人を間違えてる。
私に親はいない…と。
旦那にもう一度、頭を下げよう。
そして この母親と 縁を切ろう。
今度こそ 嫁を責めて
怒ってくれ。
お前の母親はなんて母親だ!
こっちからお断りだ!
そう怒鳴って 怒りをぶつけてくれ。
嫁は 旦那を呼び出し
勇気を振り絞り
旦那に話をした。
旦那の顔つきが 一瞬にして変わった。
嫁は目を閉じ
次に口から出るだろう旦那の言葉に 色々な覚悟をした。
「もう過ぎた事や。
もうええ。
俺は 会社でも もう大丈夫やし、
会社の事は気にすんな。
アイツの顔は一生見たくもないけど
母親はお前にしたら母親や。
今は縁を切るだの言ってても
人は気持ちが変わる時もある。
その時はその時や」
何度 旦那に頭を下げただろう。
そして 何度 旦那は許して続けて壁になってくれたのだろうと思うと
たまらない気持ちになった。
責める事は簡単。
許すと言うのは簡単じゃない。
男は今 入院してるらしい。
愛人は 認知症かもしれないらしい。
娘の気持ちは。
認知症は病気なんだから…
と可哀相に思い
旦那が言う
「人は気持ちが変わる事があるから」
の 気持ちが変わる事は一切ない。
認知症からか
愛人は
「誰かが 私を狙おうとしてる」
被害妄想が始まる。
警察を何度も呼ぶ。
怪しい人がいる!と
警察を呼ぶ。
狙われてる、襲われるなどと
言い続けるその愛人は
自分のして来た事を
悪い事だと 何処かで思ってるのかもしれない。
思いすぎからかかもしれない。
いや、認知症からかもしれない。
か、薬の影響かもしれない。
どれにしても
娘は 気持ちが変わらない。
旦那のように
「許す」が この娘には出来ない。
認知症と言う病気であろうと、
なんであろうとも。
さて。
問題です(^O^)/
赤ちゃんとは誰を指すでしょう~かっ♪?
この記事は
シャボンが 少し書いては保存、保存してた記事。
だから 長い(笑)。