【時代背景】
1988年に運行開始し、そのあとしばらくして落ち着いたJR北海道持ちの1/2号の姿を再現。この頃が一番の全盛期でした。
2: オハネ25-33 解放B寝台
こちらも1997年に全個室の北海道仕様Ⅱに合わせてオハネ25-566に改造され消滅しています。
札幌所属のオハネ25は11と15を残して1997年に個室寝台に改造されるので車番は何でも大丈夫です。
3: オハネ25-227 解放B寝台
こちらも1997年にに全個室の北海道仕様Ⅱに合わせてオハネ25-565に改造され消滅しています。
4: オハネ25-562 Bデュエット
混成編成となり最後まで生き抜き2015年に廃車となりました。
5: オハネ25-551 Bソロ
こちらも1991年に個室需要増大に伴いオハ14から改造されたオールソロの車両です。
こちらは元々オハネフ25が連結されていたので緩急車ではないものの車掌室が設置されてるのが特徴です。
前述の560番台同様2015年に廃車になりました。
6: スハネ25-502 Bソロ/ロビーカー
1988年に改造されたBソロにミニロビーがついた車両になります。
501と502は登場時こそ同じ姿でしたが後年501はアルコン帯に変更されたので502は末期まで唯一3番帯を保った車両でした。
こちらも定期北斗星の廃止に伴い2015年に廃車になっています。
7: スシ24-501 食堂車
北斗星の食堂車としてまさかの485/489系の食堂車から改造された異端者で編成中でも唯一屋根の高さが違うのでかなり異彩を放った車両でした。
しかし日本で最後の定期運行する食堂車となっていてかなり希少な存在でもありました。
JR北海道車は後年調理室の窓サッシが無くなりはめ込み窓になっていましたがこちらは時代設定的に登場時の姿となっています。
8:オロネ25-551 Aニューツインデラックス
北斗星の3往復化に伴い1989年にオハネ14から改造されたニューツインデラックス車です。
こちらは通常のツインデラックスと異なり二階建て構造となっていて1両しか存在していない珍車でした。
▷右が通常のツインデラックス車のオロネ25-501
その二階建て構造故に眺望はいいけど車内が狭いという声も多く、好き嫌いが分かれた車両だったようです。
こちらの車両は2008年の北斗星一往復化に伴い廃車になっており、海外譲渡されたようです。
9: オロハネ25-556 Aロイヤル/Bソロ
1990年に改造されたAロイヤルとBソロの合造車です。
編成の要となるロイヤルは中央に固められていて、その周りをソロで囲っている形になります。
こちらも一往復化に伴い2008年に廃車になっています。
10: オロハネ25-554 Aロイヤル/Bデュエット
▷手前はオロハネ25-553。ロイヤルの窓の大きさに注目。
こちらも一往復化に伴い2008年に廃車になっています。
11: オハネフ25-3 解放B寝台
車掌室代わりとして11号車に連結されたオハネフ25。216のみが残った200番台に対して0番台は転出はなく、3と7は最後までコンパートメントにならずに解放B寝台を貫き通しました。設備の関係ではまなすに入ることも多々あり、他の車両より後のはまなす廃止に伴う2016年の廃車まで生き残っています。
▷何気にトレインマーク印刷済車
12: カニ24-502 電源車
北斗星の電源車として耐寒耐雪対応になったカニ24-0です。
北海道のカニ24でも有名なのは最後まで新製時のマイクロスカートを残していた501だと思いますがこの502は予備の電源車としてボロボロになりながらも2015年の最後まで生き抜いた、といったところでしょうか?
また後年の改造で荷物室のドアレールが金帯だったものがステンレス帯に変化していて、1/2号に付いてくる電源車はここまでしっかりと再現されています。
▷ドアレールの違い。
▷札幌の電源車が3両揃い踏み
1往復化後は定期運用こそ外れたもののJR東所属の電源車がトラブルに見舞われた際に稀に運用入りすることがあり、JR北海道所属の最後のカニ24として生き残り続けました。
2015年の定期北斗星廃止に伴いその長い役目を終えて廃車になりました。
【さいごに】
JR北海道の北斗星の中でも特に長く運用されたこの編成、TOMIXの出した姿だと12両化直後のごく僅かな期間しか存在しなかった編成なので1988年の登場時にするか迷いましたが、一番輝いていた頃である1990年代の北斗星に仕上げてみました。
基本的には4・5号車のオハネとオハネフをオハネ25-560・550に置き換えるだけだったので他の北斗星車両のバラシを使って組成しています。
このあとのJR北海道の北斗星は更なる個室需要増大に応えて最も豪華だった完全個室編成にあたる"JR北海道仕様Ⅱ"へと進化していきます。