"一本列島"の名の下走った北斗星。
そのおなはしを少し。
【北斗星とは】
まず北斗星とは?からなのですが、1988年の青函トンネル開通に伴い運行を開始し、2015年に北海道新幹線の開業準備に伴い運行を終えた上野〜札幌間の寝台特急になります。
車両は基本的には24系を使用していて、当時バブル景気だったこともあり財の限りを尽くしたようなゴージャスな内装が特徴の列車でした。
運行開始当時は切符がなかなか取れない列車となっており、1989年に臨時であった北斗星 3/4号が定期化するほどでした。
しかし1990年台後半になると景気の後退と共に人気も影が見え始め、新世代の寝台特急を目指したカシオペアの運行開始に伴い北斗星3/4号が再び臨時化し北斗星81/82号となり、さらに2008年には1往復に減便され2015年3月に臨時化、同年8月に完全廃止になりました。
【模型の世界においての北斗星】
車両の形態としてまず大まかにJR東日本の尾久車両センターに属する車両とJR北海道の札幌車両センターにいる車両に大別できます。
比較的異端車が少なく、解放寝台が多めに含まれてたのがJR東日本車の特徴です。
それに対してJR北海道車は、個室中心の車両群となっていてとにかく改造車が多く、同じ型式内で全て形態が異なったりそもそも1両しか製造されなかったりと特徴が多岐に渡ります。
△三者三様のJR北海道カニ24-500
【落成済編成】
・北斗星1/2号 1996年
・夢空間北斗星 2002年
・臨時北斗星81/82号 2006年
・北斗星1/2号 2007年
・北斗星 2014年
・臨時北斗星 2015年
・カシオペア 2015年
それでは次の記事から北斗星の解説に入って行きたいと思います。