キングアーサー

@高崎芸術劇場 大劇場

 

【上演時間】1幕:80分/休憩20分/2幕:80分(計:3時間予定)

 

【日本版台本・演出】:オ・ルピナ、【翻訳・訳詞】高橋亜子

 

【出演】アーサー:浦井健治、メレアガン:伊礼彼方、ランスロット:太田基裕

グィネヴィア:小南満佑子、ガウェイン:小林亮太、ケイ:東山光明
マーリン:石川禅、モルガン:安蘭けい

【ストーリー】

その昔、偉大なるユーサー王がこの世を去った後、英国にはサクソン族が侵入し危機が迫っていた。

自らがユーサー王の子であることを知らずに育ったアーサーは、魔術師マーリンによって導かれ、伝説の剣エクスカリバーを抜く。真の王として、平和と幸せを夢見て立ち上がるアーサー。

一方で、次なる王に就く野望を抱いていた最強の騎士メレアガンは、アーサーに王の座を奪われ、さらに婚約者であるグィネヴィアの心までも奪われてしまう。希望とプライド、人生の光を奪われたメレアガンは邪魔者アーサーを地獄へ突き落し再び自らの人生を取り戻すことを心に誓う。

さらには、異父姉モルガンと若き騎士ランスロットの登場でアーサーは新たな運命と立ち向かうことになる。

 

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久々に観劇に行って参りました。

家庭の都合で当初から諦めていたところ、友達から誘われて直前でなんとか都合付いた!

つか舞台情報遮断してたから、浦井くん以外に誰が出演してるのかすら知らなかった…

「加藤和樹の回じゃなくていいの?」と訊かれて和樹さん出演してるの初めて知った…

極端だな、自分。

そんなわけで、事前情報ゼロで行って参りました。

素人目線の感想、ご容赦下さい。

 

 

急に観に行く事にしたので、「アーサー王伝説、あまりよく知らないけど予習しなくて付いていけるかなぁ?」って不安だったんですよね。

結論から言うと、完全に杞憂でした。

てか、ストーリーがあまりにも、愛と欲望に全振りしてるのでびっくりした。

アーサーと円卓の騎士とか、知らなくても良くない? 聖杯とか分からなくても無問題?

 

1幕はメレアガンの暗躍、2幕はランスロットとグィネヴィアの恋物語がメインって印象を受けました。

友人は「ところで誰が主人公だっけ?」と言ってた汗

タイトルロールにしては、アーサーの出番少なくないかな?汗

 

でも、全体的な印象としては、すっっごく楽しかった!!

かつての余力ある自分だったら絶対、限界までリピしたに違いない作品。

フレンチミュージカルだそうですが、音楽でガーッと走り抜ける感じが爽快なのかも。

 

 

特に強烈な印象を残したのは、伊礼くん演じるメレアガン。

ロック調とはいえあの高音をよくぞ歌いきるものだなぁと心底感嘆してしまった。

伊礼くんだけでこの作品、一見の価値あり。

…だからこそ、和樹さんのメレアガンもめちゃめちゃ観たかったのだが、もう機会なし(T_T)

さらにメレアガンの背後で、トートダンサー的な方々がめちゃめちゃ踊るんですけど、それもすごく激しく格好良くて、もうメレアガンが王でよくない?(こらこら)

 

ただ、1幕は運命に抗う男って感じのメレアガンが、2幕になると途端に、グィネヴィアへの嫉妬心だけに矮小化されちゃったのが残念。

メイクも極端だったなぁ、ロックバンドのKISSみたい。舌出したりしてたし。

2幕のメイクや衣装の変化は、メレアガン自身の内面の変化を表現してるのだろうけど、いやいや伊礼くんの歌と芝居だけで充分でしょ。演出過剰に思えました。

 

 

安蘭けいさんのモルガンも良かった。

浦井くんとの共演経験も良い方に作用しているのか、恨みつらみだけでない何かを感じられるモルガンでした。

安蘭さんは踊れるから、そういう意味でも素敵でした。

もちろん大満足なのだけど、この役ちょっと濱田めぐみさんでも観てみたくなった。

 

 

私はミュージカル歌重視派なので、普段ダンスはそんなに興味持たないのだけど、この作品はダンスも圧巻。

振付はKAORIaliveさんですか。大勢で踊るシーンはとくに強烈なインパクトでした。

1幕ラスト近く、群衆に囲まれたアーサーとか、ちょっと「ジーザスクライスト」思い出したけど、まあ同じような場面だしこれは仕方ない。

あとねー、モルガンがグィネヴィアの姿に成り変わるシーンで、二人が同じ振付を踊るのだけど、そのおどろおどろしさがとても良かった。

この作品、基本的に悪役が格好良い(単に個人的嗜好かもしれないけどあせる

 

モルガンの侍女(なのかな)、レイア役の碓井菜央さんの動きが人間離れしていて、すごく怖くて目が離せませんでした。

「幻魔大戦」のオープニング思い出した(たぶん誰も知らない汗

 

 

グィネヴィアって役はどうもあまり好きになれず。モルガンの方がいい女じゃない?

でも2幕は彼女中心に回っていくのでちょっと不満(笑)

モルガンに同調して悪い顔してる時が一番素敵だった(やっぱり悪に惹かれる個人的嗜好か)

逆にランスロットとの物語とか興味湧いたので、今度読んでみよう。

 

 

さてアーサーの浦井くんですが、前述の通り出番少なくないかな?

タイトルからして、当然のようにアーサーの成長物語を観に行くつもりだったので、愛憎劇中心のストーリー展開にビックリ。

一般的な「アーサー王」のストーリーは根底に流れてるのだけど、メインじゃない。要所にアーサーの見せ場はありますが、どうしてもサイドストーリーに見えてしまう。

まあ、パンフレットによるとアーサーは「普通の男」だそうなので、ある意味これで正解なのか。

運命だけを味方に付けた普通の男が、苦悩しつつ裏切られたり成長したりする物語、でいいのかな、たぶん。ただそれが、ナレーションで説明されてるような浅さを感じる。

 

 

めっちゃ楽しんでおいて言うのもなんですが、この作品、ストーリーとしては微妙。

このモヤモヤは浦井くんに対するものではなく、作品そのものに対する感情。

この、大筋よりノリを優先するカラッとした感じは、たぶん日本人の演出家じゃないよねと思ったら、やはり韓国の方でした。日本人演出だと、もっとドロドロした感じになるはず。

演劇的ではなくショー的、と言うか。まあそれもひとつの形ではあります。

元々がフランスのミュージカルだという理由も大きいのかな? 嫌いじゃないですけどね。

 

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さて、たぶん数ヶ月ぶりにブログを更新してみました。

結局、「エリザベート」の配信も観られなかったんだよぉぉ。いろいろあって、寝る時間を確保するのが精一杯だった(T_T)

 

次は某アイスショーに行く予定ですが、家人の体調次第で予定は未定。

無事に行ければいいなぁ。

今後も一ヶ月に1本くらいは何か観られたら、という淡い希望を持っております。

…それにしても、伊礼メレアガンはすごかった恋の矢