乱れからくり

先日、WOWOWで、松田優作主演作品を集中的に放送していたので、これを機に順次見ていこうかと。

私の松田優作ファーストインパクトは、劇場で見た「人間の証明」(1977)から!!

← TV「太陽にほえろ!」(1973)は、リアルタイムではなく再放送で見た。

その後、「蘇える金狼」(1979) ← TV放送が初見。 その後WOWOWで。

「野獣死すべし」(1980) ← TV放送が初見。 その後WOWOWで。

「家族ゲーム」(1983) ← 初見は、劇場で。 その後TV放送で。

「ブラック・レイン」(1989) ← 初見は、劇場で。 その後WOWOWで。

と、大注目していく男優だけど、未見作も多いので、今後見ていくのが大いに楽しみ!

そんな未見の1本が、この「乱れからくり」。

1979年公開!

推理ミステリー映画!

見る前につけた予備知識は、この原作が、日本推理作家協会賞を受賞していることと、直木賞の候補だったってこと!!

これはスゴイ!! これは期待できるぞと!!

ワクワクしながら、見始めました・・・・・・・・。

・・・・・・・・・

うーーーん、なるほどねえええ・・・・・。(笑)

話のプロットは、推理物らしくなかなか凝っていて、原作を読んでみたい気にさせてくれたけど・・・・・・・・・、コレ、肝心の演出がなってないような気がしましたねぇ・・・・・・・。(笑)

素材はいいのに、調理の腕が悪くて、まずくなったって感じか・・・・。(笑)

せっかく、奇々怪々で、複雑で、心理戦もあり、意外な犯人、ラストのどんでん返し、そして、からくり人形を魅せるという、極めて映画的で、アート的な要素がいっぱい詰まっている内容なのに、それをぜんぜん活かしきれてないおそまつさが多々見られるトホホ作品になってました!!(笑)

コレ、ヒッチコックばりの演出力が絶対必須の映画ですよ!!!(笑)

それなのに、

そういうことを理解してなかったのか!?(笑)、

初めからやるつもりはなかったのか!?(笑)、

何も考えず、安易に撮ってったような、チープなシーンの連続で、見ててウンザリ。(笑)

目を見張るようなキラーカットもなし!!

日本映画の典型的な悪い例を見せられたような感じ。(笑)

正直、TV的な作り方だと思う。

 

もっと時間をかけて、じっくりと取り組めば、けっこうな傑作になっていたと思います!!

非常に残念!!

 

―――― あと、どーしても気になる点があり、見終わって、アレコレ考えたけど、納得できない不可解さがあったんで、本当に原作どおりなのか、どこまで忠実なのか、確かめてみたくなりましたよ!(笑)

だって、原作で、絶対こんな疑問点が出てくるはずがないんで!?

こんなだったら、賞なんか受賞してないはずだから!?(笑)

この映画版は、原作を少し改変してるんじゃあないかな?

今度、原作本を図書館で探してみようっと!(笑)

きっと、キャラ設定も違うんだろうなああ・・・・・・。(笑)

原作も、松田優作みたいなキャラなのかな?(笑)