ナイル殺人事件(1978年版)               DEATH ON THE NILE

1978年公開!

アガサ・クリスティー原作のミステリー映画。

監督は、「タワーリング・インフェルノ」(1974)「キングコング」(1976)のジョン・ギラーミン。

音楽は、「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」のニーノ・ロータ。

公開当時、盛んにTVとかで宣伝しており、イメージソングの「ミステリー・ナイル」は、耳にタコができるほど聞かされました!(笑)

最初、アレ?、あのニーノ・ロータなのに、なんでポップス?って思ったけど、これって、当時流行ってた、日本が独自に作ったイメージソングだったんですネ。

いい曲なんで、悪い気はしないけど、 ← シングルレコード買いました!(笑)

本編のエンドクレジットにも使われたらしいですね!? ← 劇場では見てないので、私は実際に聴いてない。 映画雑誌とかにその旨書いてあった。

うーーーん、それって、ニーノ・ロータに対して失礼ではないのかな?

こーゆう、イメージソングは、劇場内で流すBGMどまりでいいと思う。

 

さて、初見は、TV放送。

面白かった印象はあり。

でも、もう一度見ようとは思わなかったけど(笑)、今、クリスティー熱復活なんで(笑)、再び見る気になったしだい!! 

ようやく今宵、初めてまともな形で鑑賞!!

BS NHK版にて! 音声は、モノラル!

 

一番の注目ポイントは、名探偵ポアロの演技!(笑)

ここでのポアロ役は、先日見た「地中海殺人事件」(1982)と「死海殺人事件」(1988)と同じピーター・ユスティノフが演じてるんで、あのイヤーーな横柄な態度が、ここでも出てたかどうか、ハッキリと確認できる!!(笑)

結果的には、・・・・・・

まったくそんなことは感じなかった!!

優しく大らかで、いいおじさんでしたよ!(笑)

どーして、この演技が、あとのポアロでは、できなかったんだろうと、不思議でしょうがない!!(笑)

このときの演技を忘れてしまったとしか思えない!?(笑)

 

久しぶりに「ナイル殺人事件」を見て、気づいたことアレコレ。

◎   エジプトロケが行われたようだけど、ピラミッド周辺とかに観光客がまったくいないことに驚かされました!!??

  撮影中、広範囲な人止めをしたのか?

  当時は、観光客が少なかったのか?

  観光客がいない不自然さはあるけど(笑)、今見ると、ほんと驚異の映像ですよ!!

  今だったら、CGIで人を消す作業をするでしょうね?

  観光映画的に楽しめます!                                   ◎   初見のときは気づかなかったけど、けっこうありえないシチュエーションの中での殺人あり!!

絶対、不可能だと思う。(笑)

ここは、小説では気にならないけど、映像にすると、おかしくなる場面!

◎   ニーノ・ロータの音楽が抜群にいい!!

いやああ、スバラシイ!!

聞き惚れましたよ!!!

やっぱ、巨匠は違うなあああ!!

改めて、注目!!

「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」をまた見たくなりました!!

◎   犯人は、かなり意外性があり、初見のときはビックリ!

今回は、犯人がわかったうえで見たので、犯人の動向を最初から注視して見ることができ、非常に興味深く見れて、その辺も楽しめました!

 

シドニー・ルメット監督の「オリエント殺人事件」に続いて、この「ナイル殺人事件」も、傑作です!!

やはり、監督がいいと、傑作になりますね!(笑)

そして、音楽もいいと、傑作になります。