<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>

           追跡者 U.S.MARSHALS 

1998年公開! 

あのハリソン・フォード主演「逃亡者」(1993) ← 劇場で見ました!

で、準主役だった、トミー・リー・ジョーンズのキャラを主演に据えたアクション映画!

← いわゆる「逃亡者」のスピンオフ!

 

音楽がジェリー・ゴールドスミスだったんで、もちろん大注目!

サントラCDは買ったけど、なぜか劇場へは、忙しかったのか見に行けず、初鑑賞は、アナログWOWOW放送版をVHSの3倍モードで録ったもので!

今、考えると、最悪の鑑賞状態だったんですね!(笑) TVも小さかったし!(笑)

フロント2チャンネルのバーチャルサラウンドだったし!

だから、あんまり印象に残ってなくて、正直面白くなかったような・・・・。(笑)

ジェリーの音楽も、初めてCDで聴いたとき、テーマ曲的なメロディは、ほぼなくて、ひたすらパンチのきいたアクション曲だけで攻めてたので、ちょっと期待外れ。 劇音楽に徹しすぎてる感があった。

実際、本編も見ても、音楽が特に目立つことはなく、作品的にも、なんかイマイチ。

うーーーん・・・・・・・。(笑)

すでに忘却の彼方だったけど(笑)、「逃亡者」のほうが、まだ面白かったような気も?(笑)

 

それから数十年・・・・・・。

映像、音響環境が当時とだいぶ変わったこともあり、

本当に面白くなかったのか?、今一度確かめてみたくなり、再鑑賞を実行!!

今回は、ハイビジョンWOWOW放送版、5.1chサウンドで!!

 

!!!!

いやああ、初見と、ぜんぜん印象が違いましたねえええ!!(笑)

とにかくアクションの連続で、大迫力!!(笑)

こんなにまで全編に渡って、アクションが続いていたなんて、初めてわかりましたよ!!??(笑)

初見は、小さなTVで見ていたから、その迫力に気が付かなかったわけか!!(笑)

これは、大画面、大音響向けの映画だったんですネ!!

スゴイ!! スゴすぎる!! 大興奮しました!!(笑)

ジェリーの音楽も、劇的効果満点で、もうノリノリで聴くことができました!!(笑)

 

珍しく、スタッフ、キャストのクレジットが、ラストに出てくるんで、気持ちのいい大団円の締めくくりに続いて始まるエンドクレジットは、もう興奮の極致ですよ! 

本編中に鳴り響き、イヤというほど耳にこびりついていたアクション曲のリズムとテーマとなるフレーズが、ここでついに! 完璧なかたちで合体! フルに流れてきます! 

いやああ、かっこいいーーーー!!!  かっこよすぎるぅぅーーー!!!(笑)

見終わっても、しばらくは、そのかっこいいリズムを口ずさんじゃったほど!!(笑)

ジェリー、最高だよーーー!!(笑)

 

・・・・・で、

初鑑賞時の環境がいかに悪かったのか、こういう映画を見ると、明確にわかりますねえええ。(笑)

内容重視、演出重視、恐怖ものだと、劣悪な環境で見ても、楽しめるものもあるけど、こういうアクションに特化したものは、ちゃんとした環境で見ないとダメだったんですね!!(笑)

まして、劇場で見た「逃亡者」のほうが面白かったような気がする・・・・っていう発言はしちゃダメだったんです!(笑)

見た条件が違いますからね!! 

← 劇場 VS VHS3倍モード ← これで比較しちゃあダメ!!(笑)

 

この映画の特徴は、最初っから終わりまで、快調なテンポで、ひたすらアクション場面が続くこと!! 

いやはや、息つく暇がないほど!!

そこに、流れるジェリーの曲の鳴りもすごくて、聞き惚れる!!

夜に見たんで、音を少し絞ってたけど、それでも音楽、音響の凄まじさは感じ取れたし、興奮もできた! きっと、劇場の大音響で見てたら、涙が出てきたかも!!(笑)

 

最初の印象が悪く、聴き直してこなかったサントラCDも、見終わって改めて聴いてみたら、<耳>から鱗ですよ!?(笑)  もう再評価ですよ!!(笑)

迫力あるアクション曲の数々が、見た興奮を鮮烈に呼び覚ましてくれましたから!!

サントラは、1998年当時出たアルバム用演奏版(全9曲)と、2019年に出た3000枚限定の本編演奏版(全39曲)の2種出ており、超久しぶりに両方聴いてみたんですが、完成度は、短くビシっとまとめてあるアルバム演奏版のほうかな。 

本編演奏曲のかっこいい部分を、うまくセレクト、再構成してまとめてある。

一方、本編演奏版は、ちょっと長すぎるのがマイナスか!(笑) 

なにしろ同じようなアクション音楽が延々と続いてるだけなんで、聴き疲れあり。 

・・・・・・

とまあ、こんな感じで、ある時期から、本編演奏版がCD化されるのが流行りになったけど、内容によっては、1時間以上、ダラダラと曲が続いていくだけの、とりあえず、ありったけの音源を詰め込んでみました状態になっているのが現状。(笑) 

そこには、作曲家自身が、自分のアルバムとしてまとめ込む、熱い想いが入ってないんで、アルバムとしての価値は薄い。

マニア向けの資料としてはいいかもしれないけど、鑑賞用には向いてないのが、玉にキズ。 ちょっと複雑な気分・・・・・。

本編演奏は、やはり映像付きで見たほうがいいネ。

ただ、本編で、カットされた曲や、効果上、途中までしか使えなかった曲が、フルで収録されていたりするんで、侮れない面はあるけどネ。

 

いやああ、「追跡者」 楽しめました!!

ジェリーの音楽も最高でした!!

 

次は、「逃亡者」をもう一度、見てみます!!(笑)

どういう評価になるのか、大いに楽しみ!