<ダリオ・アルジェント作品>
わたしは目撃者 IL GATTO A NOVE CODE
1972年公開!
「歓びの毒牙」(1970)で衝撃的なデビューを飾ったダリオ・アルジェント監督のジャッロ映画、第2弾!!
初見は、TV放送。 その後、レンタルVHS。
数年前に、初めてハイビジョン化されたWOWOW放送版でも見てる。
音楽は、再びエンニオ・モリコーネ!
今回も、同じWOWOW放送版で鑑賞!
シネスコ、ステレオ音声。
大昔に見たときは、気がつかなくても不思議はないけど、数年前に見たときに気がつかなかったのは、どーしたことか!?と驚いたシーンがありました!!(笑)
主人公の乗ってる車が、なんとポルシェ356なんですよ!!
ポルシェ好きの私が、これに反応しなかったわけはないのに、今回見て、初めて気がついた感じ?(笑)
ちょっとしか映らなかったら仕方ないけど、なんとヒロイン、カトリーヌ・スパークが、その356で、尾行の車をまくために大暴走!!
その鮮やかな運転テクニックが、ひとつの見せ場になっている!!
ジャッロ映画に、カーチェイスシーンがあるなんて!!
しかも、ポルシェ356で!!
なんて贅沢な映画なんだ!!(笑)
主観映像もあるんで、スゴイ迫力!!
何度も身体が宙に浮きました!!(笑)
いやああ、いいです!! 素晴らしい!!
やるじゃあないか、アルジェント!!(笑)
これも、アルジェントの傑作の1本ですネ!!
他にも、感心した場面続出!!
!!!
前見たときとぜんぜん、この映画に対しての、感じ方が違ってるっ!!(笑)
これはきっと、今回の再見までに、さらにいろんな映画を見まくってきたんで、自分の映画鑑賞眼がより研ぎ澄まされ、より敏感になり、もっと深い部分が多角的にわかるようになってきたためだと思われます!!
<「わたしは目撃者」の、ココがスゴイ!>
◎「歓びの毒牙」もそうだったけど、今回はよりヒッチコック映画色が強くなっている!!
いろんな殺人シーン、いろんなサスペンスシーンが盛り沢山で、見せ場満載!! しかも、そこにいたるまでの過程の演出が、実に丁寧で、観客に手に汗を握らせるだけの時間を与えてくれて、大変楽しめる!!
何度もうまいうまいうまい!!と唸りまくり!!
これは、まさにヒッチコック的演出である!!
◎エンニオ・モリコーネの音楽が最高の効果!!
もちろん、「歓びの毒牙」も素晴らしかったけど、今回は、より過剰な曲を全編に鳴らしまくっていて、聴覚的な恐怖度がアップしてます!!
ドスの聴いた低音が常に響きまくっていて、大興奮!!(笑)
もう、ノリノリで見れます!!
モリコーネ最高!!
◎美女カトリーヌ・スパークの妖艶な魅力が大爆発!!
彼女が出てくるたんびに、ドキドキです!(笑)
衣装も、前衛的で素晴らしい!!
ダリオ・アルジェントの映画って、ほんと、美女ばかり出てくるんで、これも楽しみのひとつ!!(笑)
スパークだけではなく、チョイ役の女の子たちまで、すべて美人で魅力的なんで、恐れ入る!!! 目が釘付けになる!!
今回の子役の子も、可愛すぎだな!(笑)
アルジェントって、毎度毎度、女性の美しさをうまく映しとっている!!
感心感心!(笑)
いやああ、良かったなああ、ダリオ・アルジェントの「わたしは目撃者」!
「歓びの毒牙」同様、必見だし、オススメだな!
ヒッチコック映画好きな人だったら、特にオススメ!!
モリコーネのサントラは、CDで持ってます。
久しぶりに聴いてみたけど、これも本編の演奏のほうが、迫力あり!!
本編のほうが、ライブ感があります!!
レコードでは、モリコーネのベスト盤とかアルジェント映画の音楽集の中に収録されたものを持っているんで、今度は、そっちで聴いてみます!!
おそらく、CDより、レコードのほうが、迫力ある音になってるはずだから!!
指揮は、「歓びの毒牙」同様、ブルーノ・ニコライ!!