プロムナイト PROM NIGHT

1981年公開のカナダ製の恐怖映画! 

先日から見てる「プロムナイト」シリーズの唯一の日本劇場公開作!

あの「ハロウィン」(1978)、「ザ・フォッグ」(1980)に続いてのジェイミー・リー・カーティスの主演作!

だいぶ前に買ってあった中古DVDで、超久しぶりの鑑賞!! (撮影時そのまんまのスタンダードサイズ収録で、音声はモノラル。 このサイズの上下に黒味を入れたものが劇場用ビスタサイズとなる。)

 

だいぶ前にレンタルビデオだったか、このDVDだったか忘れたけど、見てはいる。でも、まったくといっていいほど印象に残ってないというシロモノ。(笑)

今回再見して、その謎が解けました!!(笑)

このBOXのDVDは、明らかにどれもVHSマスターを使っていて、画質は悪い。

でも、2~4は、悪いながらも、それなりに見れた。(笑)

でも、この1には、致命的な欠点がある!!

夜間のシーンが、ほとんど真っ暗なんですよ!!

後半の学園内、プロムパーティ内、その周辺で展開される殺戮シーンでは、いったい何をやってるのか、ぜんぜんわからないシーンが続出!!

これはヒドイ!!

一番の見せ場がちゃんと見れないので、不良品といってもいいくらい!

たぶん、初見時、このせいで、興ざめして、記憶が残ってないんだと思う!!

前半の昼間のシーンは、画質は悪いけど、なんとか見れたのに・・・・。

← 昔、日本の劇場公開版のフィルムを日本でテレシネしてソフト化されたものは、すべてこういう傾向の映像だった。 逆光のシーン、夜間のシーンがほぼ真っ暗!!

 

実は、自分、この映画のアメリカ版ビスタサイズ仕様のレーザーディスクを持っていて、このDVDがあまりにも画質が悪く気分が悪くなったので(笑)、急遽引っ張り出してきて見てみたんだけど、こっちは、レーザーディスク用に新規にデジタルテレシネされていて、ぜんぜん映像がきれいでビックリ!!(35ミリインターポジ使用との表記あり)

夜間シーンも明るくて、何をやってるかよくわかる!!

おそらく、ブルーレイ版なら、さらに良くなってるんじゃあないかな?

「プロムナイト」は、初期のDVDで見ちゃあダメですね!!

ブルーレイ版は、今やプレミア価格になっていて高くて買えないので(笑)、このアメリカ版で、我慢するとして、もう1回、こっちで見てみます!!

 

また、この第1作目、恐怖映画としては、かなり出来の悪いほう。

展開がもうユルユルだし、殺人シーンが出てくるのが、後半になってからというオソマツさ!!

ジャッロ映画っぽい、ダリオ・アルジェント風の演出も少し見られるけど、切れ味は悪いし、ジェイミー・リー・カーティスのダンスシーンを延々見せるという、無駄なサービスカット?もあり、もう最悪!!(笑) 

それに加えての画質の悪さ!!

もう、貴重な時間を返せ!!と言いたい!!(笑)

ただ、殺人犯の正体が最後まで誰だかわからないこと、ミスディレクションがあること、伏線も張ってあること、ジャッロ的であることなど、脚本に工夫が見られ、もっと時間をかけて煮詰めた脚本にすれば、けっこう傑作になっていたかもしれない!?(笑)

ダリオ・アルジェントだったら、演出、美術、音楽で、いつも?(笑)このマイナス点をカバーして、傑作に仕上げているのにね!!

やっぱ、才能のある監督じゃあなきゃあ、恐怖映画はうまくいかないってことを実証した映画にもなってます!!(笑)

 

でもでも、映像が、圧倒的に改善された、レーザーディスク版で、見直すことによって、多少、評価が上がるかもしれないけどネ?(笑)

明日、さっそく見ることにします!

とにかく、見た目が良くなきゃあ、ダメってことですよ!!(笑)

 

注目ポイントは、

・プロムパーティーシーンで流れる音楽は、ディスコ曲ばかり!(笑)

コレ、「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977)の影響大ですね!(笑)

音楽担当は、2人クレジットされており、どうやら、ディスコ曲のほうをポール・ザザが作曲したみたい!

・あの「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)の船長役でも有名なレスリー・ニールセンが校長役で出てるんだけど、なぜか、途中からいなくなっちゃう!(笑)

ある理由があって、意図的にいなくなっちゃうのはわかるけど、最後はちゃんと出てきてくれなきゃあ!! ← きっと撮りたかったんだろうけど契約期間が過ぎちゃって、撮れなったんじゃあないのかな?(笑)

 

それにしても、あっちの高校生って、タバコは吸うわ、酒は飲むわ、すぐにHしちゃうわ、車は運転するわと、すごい乱れっぷり! これって 本当なのか?