ヒッチコック/トリュフォー HITCHCOCK/TRUFFAUT

2016年公開!

初見は、レンタルDVDだったけど、今回は、WOWOW放送版で、再鑑賞!

1度見るだけで充分な作品だけど?(笑)、初見時、ドキュメンタリーということで、5.1chの音声で見てなかったから、急にそれで見直したくなったため!!(笑)

← 最近、そのパターンで、いろんなドキュメンタリーを見直してる最中。(笑)

 

さて、この映画、

映画を勉強したい人だったら、誰でも持ってると思われる? 名本 「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」の今更ながらの映画版!

私も当然持っていて(笑)、巻末を改めて見ると、初版が1981年!で、私のものは、1987年に発行されたもの!(ちなみに原書は1966年!)

映画マニアのトリュフォーが、憧れのヒッチコック監督本人にインタビューして、各作品の演出の極意、裏話などなどをあますことなく聴きだし、まとめあげた超感涙ものの労作本! インタビュー形式で、書かれているので、非常にリアル。

まさに目の前にヒッチコックがいて、講義をしてくれているかのような錯覚を覚えます!!

ただネタバレ厳禁の作品が多いため、映画を見てから読まないと、楽しみがなくなってしまうので、買っても、なかなか読み進められない困った本にもなってます!?(笑)

でも、今の自分は、

ヒッチコック映画、ほぼ制覇!! 残るは、初期のもののみ!

完読まで、あと少しです!!!(笑)

 

本の特徴として、それぞれの作品の評論集ではないので、よく有りがちな?小難しい表現はなし!(笑)

トリュフォーもヒッチコックもむずかしいことは一切言ってないので、非常に読みやすく、わかりやすく、面白い! ← むずかしく書きたがるのは、頭の固い人だけ!(笑) ← 評論家の悪いクセ!(笑)

 

そのため、いままで何度、読み返してきたことか!!

もちろん見た映画の箇所限定の再読だけど、それらを読む愉悦感には、格別なものがある! 多幸感がある!

 

さて、そんな素晴らしい本をベースにした映画版が、かなり遅れての登場となったわけだけど、トリュフォーもヒッチコックも亡くなっているんで、今、作って意味あるのかなああって、そのことだけが、心に引っ掛かって、モヤモヤ気分で見てしまうことが残念!!

本来は、二人が出てきて、解説してくれたほうが絶対いいハズ!!

TVシリーズでも良かったかも?

 

不満なのは、見せるボリュームはいっぱいあるはずなのに、

なぜか時間は80分という短さ!

そのため本で紹介しているすべての映画を網羅できず、抜粋版という中途半端さ!!

うーーーーんって、感じ。 せめて120分だな。

・・・・・・コレ、あきらかに初心者向けですね。

ヒッチコック映画初体験が「サイコ」でビックリ! すげええ監督だなあああって思った人が、次に見る映画として、ふさわしい・・・・位置づけなのかな??(笑)

それでも私は、この映画で紹介されたヒッチコック映画を大変懐かしく想い、また、見てみたくなりましたよ!! 改めて魅せられたし!!

忘れていた場面にオドロイタし!!(笑)

よっしゃ! また見てみるか!! ← もちろんまだ見てない映画を先に見てから!(笑)

そして、また、本読んじゃう!(笑)  愉悦感、多幸感を味わっちゃう!!(笑)

この繰り返しをするだけでも、充分人生楽しめますネ!?(笑)

 

当然、トリュフォー映画も少し紹介されているんで、まだ見てないトリュフォーの映画も見たくなったけど、その度合いは、ヒッチコック映画ほどではない!?(笑)

要は、作家性の強いクセのある恋愛映画とサスペンス映画を見るんだったら、どっちをすぐに見たいかってことになるからね。(笑)