ミミック MIMIC

1998年公開!

ギレルモ・デル・トロ監督のモンスター映画!

超久しぶりに鑑賞! WOWOW放送版にて。 

当時劇場で見ました! 

これが・・・・・、超期待して見に行ったのに、あまりのつまらなさに落胆!!

以後、この監督の作品は、絶対無視しようと決めた、問題作だったんです!?(笑)

それなのに、なぜ、今になって見る気になったかというと、

先日見た「スケアリーストーリーズ 怖い本」(2019)が意外なほど、面白かったから!!(笑)

この面白さは、プロデューサーのギレルモ・デル・トロのおかげもあるんだなああと感じ、今まで無視し続けてきた考えを改め(笑)、遅ればせながらちょっと過去作品を追いかけてみようかという気に。(笑)

 

まずは、その問題作「ミミック」の当時見た感想を。(笑)

< 文は、当時のまま。>

MIMIC 「ミミック」   1997年アメリカ映画

監督・ギジェルモ・デル・トーレ

音楽・マルコ・ベルトラミ

★これは期待したのだが、残念ながら大凡作であった。 演出がイマイチだし、第一、画面があまりにも暗すぎて、何をやっているのかぜんぜんわからない! ビデオ化のときは、明るくなるのだろうが、劇場版がこれでは、金返せといいたい!

ちょっとそそられる(笑)美型のミラ・ソルビーノ。 もっと彼女を活かすシーンをつくればよかったのに、ほとんど暗い地下道でどろどろに汚れながらの熱演では・・・。 魅力を発揮できず!

今回見た劇場は、ワーナーマイカルグループ・・・・(中略)・・・・の新しい映画施設。

新しいので、座席もすわりごごちがよく、飲み物をおけるホルダーも各席についている。 音響設備も充実。 この「ミミック」は、ドルビーシステムで、さすがに音質はよかったが、あまり効果的ではなかった。 音で驚いたシーンなんてないといってもいい。

 

・・・・・てなわけで、最低の評価。(笑) ← 初めてのシネコン鑑賞だったのに!

正直、あまりのつまらなさに憤慨して(笑)、エンドクレジットの途中で、席をたったと記憶。(笑) いつも買うパンフレットも買ってない。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いまさらながら思うに、このつまらなさの最大の要因は、画面が暗かったことにつきる!!

もともと地下道のシーンが多いんで、暗いのは当たり前なんだけど、フィルムの焼き具合?を暗くしすぎたのか、その暗さは、真っ暗に近かった!!(笑)

信じられないだろうけど、ほんとに、なにをやっているのかわからない暗さ!!フィルム事故なんじゃあないかと!!??

そのため、興ざめして、ウンザリ!

途中途中で、寝てたかもしれない?(笑)

・・・・・この手の暗くなってる映画は意外に多くて、あの「レリック」(1997)でも、おなじ経験をしてる。 ← これもモンスター映画! 先日WOWOW放送版で見たら、劇場公開時の画面の暗さが改善されていて、本来の面白さを堪能、再評価。

 

この暗さは、フィルム上映特有の現象というわけではないらしく?、デジタル上映になってからでも、この暗さを経験したことがある。 ← 気になったので、ソフト化されてから見直すと、明るくなっていたので、安心。(笑) 

???

不思議なもんです。

???

劇場版は、暗い中で鑑賞するんで、暗めにして、ソフト版は、家庭の明るい環境で見ることを前提としてるんで、明るくしてるのか???

 

だから、この「ミミック」も、そのクチだろうと。

で、待望の再評価のための鑑賞だったんですが、

!!!!!

やっぱり!!!

!!!!!

初見時、寝てたために?(笑)、見てないシーンが多かったせいか、ほとんどのシーンは、初めて見るような新鮮さ!!(笑)

劇場公開時、暗くてまったくわからなかったモンスターの姿も、ハッキリとわかりました!! 気色悪さも満点!!

そして、演出もいい!!

クライマックスは、興奮もの!!

カタルシス感もあり、普通の職人監督だったら、こうはならなかっただろうと、ギレルモ・デル・トロならではの強烈に個性のある才能を、しっかりと感じ取れましたねえええ・・・・・。

 

なああんだ、やっぱり、最初っから、こういう状態で、見れれば、何も問題なかったのに!!!(笑)

 

ヒロイン、ミラ・ソルヴィノの美しい魅力を魅せきれてないとか、まだまだ青いところはいくつか散見されたけど、グチョグチョのモンスター映画としては、良く出来ていて、それなりに満足!

 

ギレルモ・デル・トロの「ミミック」!!

25年ぶりに、再評価します!!!!(笑)

 

初見時に気づかなかったのか、今回見てビックリしたのは、あのジャンカルロ・ジャンニーニが出ていたこと!!

他にも、顔を知ってる俳優が何人か出ていて、意外に豪華な布陣!(笑)

 

音楽は、「スケアリーストーリーズ 怖い本」も担当しているマルコ・ベルトラミ。

相変わらず地味すぎて(笑)、効果音としての音楽になっているだけ。

聴き惚れることはない。

ジェリー・ゴールドスミスだったら、最高だったのになあああって思う。

面白い映画をさらに、忘れられない映画にするためには、

劇的効果満点のジェリーの音楽が必要なのだ!!