カリフォルニア KALIFORNIA
1994年公開! あのブラッド・ピット主演のハードなバイオレンス映画!
WOWOW放送版で、※初鑑賞!
※本当は、だいぶ前に、輸入盤のレーザーディスクで、早送りで見てる。(笑)
← 早送りなんで、見たことにはならない。(笑)
現に、ほとんどのシーンが、今回初めてづくしで(笑)、サボテン、マネキン、犬の✖✖(笑)、凄惨な血みどろ殺人シーン、銃撃シーンなどなど、キモになってるところをまったく覚えてない。(笑) もち、ラストシーンも。(笑)
自分は、早送りでいったい何を見ていたのか? ・・・・・ヤレヤレ・・・・・。 (笑)
最近、倍速視聴が流行ってるらしいけど、これを映画に適用しちゃあダメですね。(笑)
それにしても、容赦ないハードなシーンが多いんで、ビックリ!!
この監督、なかなかすごいじゃあないかと感心。
感触的には、「ヒッチハイク」(1977)、「Uターン」(1997)、「ヒルズ・ハブ・アイズ」(2006)を足して、3で割って、それらにあるネチネチとした粘着感をなくして、洗練させた映画にしたのが、この「カリフォルニア」って感じ。
ブラッド・ピットのハジケた悪役ぶりも見もの。
それと、タバコばかり吸ってるツンデレ筋肉質のかっこいいミシェル・フォーブスという女優が抜群にいい!! 彼女を見てるだけでも、見る価値あり!?(笑)
あと、
私が注目したのは、音楽。
この映画、劇音楽はつけられているんだけど、なぜか見てて、音楽はいらないなああって思いました。
内容的にも、映像的にも、劇音楽の入る余地がないんです。
ほんと必要ないんです。
必要ないのに、劇音楽がつけられてるんで(笑)、逆に効果的になっていたのではないかと。 ← 言ってる意味わかりますかね?(笑)
本来の、派手で、メロディアスで、でしゃばる映画音楽の手法で作られていたら、
ぜんぜん台無しになっていたと思うけど、幸いなことに、世代交代後の新しい感覚の映画音楽だったため、曲が流れていても、目立たず、場面にそっと寄り添う感じで、いい具合に溶け込んでいて、絶妙な効果を生んでました!(笑)
今回は、私的には良くないと思ってる、最新の映画音楽感覚が、偶然に功を奏した形となってました。(笑)
本来は必要のない映画音楽だったからこそ、聞き惚れたわけです。(笑)
もし、担当が、エンニオ・モリコーネだったら、だいぶ印象が変わっていただろうなああって思いましたねえええ。 悪い意味で。(笑)
実際、自分、見ながら、脳内で、モリコーネの「ヒッチハイク」とか「Uターン」の曲を鳴らしてみたんですよ。(笑) でも、ぜんぜん、合わないと思い、途中からやめました!!(笑)
ひとつだけ気になったのは、ところどころにあるオドカシの演出。
観客をビックリさせてやろうと、監督が特に気合を入れて演出したんだろうけど(笑)、見事にハズれてました!!(笑)
ジョン・カーペンターやジョージ・A・ロメロっぽい演出なんだけど、ぜんぜんダメ! ビックリしない! 巨匠たちのレベルには、まだまだ・・・・。(笑)
ここだけは、瞬間的に派手な音楽を鳴らしたほうが良かったのかも!!(笑)