ノック 終末の訪問者

話題の映画劇場鑑賞!!

あの、M・ナイト・シャマラン監督作品!

「オールド」(2021)以来なんで、ダリオ・アルジェントより、サイクルが早い。(笑)

一応、主要作品は、劇場及びDVDなどで制覇してる。

前に書いたシャマラン映画の特徴とベスト作品を今一度、書いておくと・・・。

 

●特徴 

 ・演出が超A級。

  キューブリックが監督してるんじゃあないかと思うときがある?(笑)

ヒッチコック風なカメラワークもあり。

  ただ、サスペンス演出はヘタクソ。

・脚本が、良く出来ている。

毎回、構成がいっしょなんで、シャマランなりのマニュアルがあり、それに沿って、脚本を書いてる節がある。

  ただ、オチがZ級。(笑)

・耳に残る音楽がまったくない。音響重視で、音楽を重視してない?

  または、いい作曲家に恵まれなかったことが大きい?

 ・自作に出演していることが多々あり。セリフもある。

 ・恐怖映画の監督と思われているフシがあるが、これは間違い。

  あくまでも、ドラマ重視の監督である。

 ・いろんな問題を抱えた人、いろんな病気の人が登場する。

 ・椅子から飛び上がるようなビックリする恐怖場面が必ずある!(笑)

 ・家族愛とか、愛によって救われる話が多い。

 

◎ベスト  1. ハプニング(2008)

       2.ヴィジット(2015)

       3.シックス・センス(1999)

       4. オールド(2021)

       5.ヴィレッジ(2004)

 

で、今回の「ノック 終末の訪問者」なんだけど・・・・。

はっきり言って、舞台向き。(笑)

もしくは、小説向き。 そっちのほうが効果的だったような気が・・・・・。

セリフが多く、見てる側が、自問自答しながら、アレコレ考えていく必要があるため。

人里離れた山小屋だけで展開される、主人公と犯人たちとの息詰まる心理戦。

犯人たちがマジなのか、仕掛けてるのかわからない恐怖。                  なかなか謎だらけの展開で興味深く引きつけてはくれるが、派手なパニック場面を、ニュース映像だけからしか見せられなかったところが弱点か。 映画的にしたくても設定上できなかった・・・・・・・。   むずかしいところだなあ。

いわば、「ハプニング」の意図的なスケールダウン版。

 

あと、観客にいくつかミスディレクションしておきながら、ラストが・・・・・・・・・・・・・・。

シャマランなんで絶対何かあると思ってたけど・・・・・。(笑)

おっと、あまり話すと、ネタバレしそうなんで、ここで、やめときますネ。(笑)

エンドクレジットが始まると、おいおいそういうことじゃあないだろう!!!って、シャマランに言ってやりたくなりましたねえええ!!!!(笑)

満員の劇場だったら、大ブーイングだったかも!?(笑)

 

← 見終わってから、ネットでいろいろ評価を読んでみると、どうやら、原作とオチが違ってるらしいですネ。

原作のオチのほうがまだ納得できる。(笑)

 

これだったら、私は、掟破りの?(笑)の夢オチだったほうが良かったと思う?(笑)

夢オチなら、傑作!(笑)  夢オチでも成立するような場面が前半にはあったし。