<エンニオ・モリコーネ作品 雑記>

 

続・夕陽のガンマン 地獄の決斗

1967年公開のマカロニ・ウエスタン!!

音楽エンニオ・モリコーネ!(本編クレジットにブルーノ・ニコライの表記もあり ← 本編音楽の録音時に指揮をしていたと思われます。)

モリコーネの音楽が超有名で、マカロニ・ウエスタンの音楽といえば、この曲!! あまりの斬新さに、初めて聴いたときは、ビックリしました!!(笑)

だれでも、驚くと思います!! ある意味かっこいい!!??(笑)

世の中にこんな変わった奇想天外な音楽があるのかあああって!!!!(笑)

 

TV放送が初見かな?

数年前に、午前十時の映画祭で、劇場でも見てる。

今回は、WOWOW放送版で。 音声は、5.1ch!!

 

いろんな人が傑作傑作って言ってるけど?、私は、そんなに好きじゃあない。

初めてまともに見た劇場版のときから感じてたんで(笑)、今回のWOWOW放送版でよりいっそうその想いを強くしましたねえええ。(笑)

とにかく、長すぎるんじゃあないかと!!(笑)

ほぼ、3時間!!

納得できる3時間だったらいいけど、無駄に長くしてる印象あり!!(笑)

脚本は、良く出来ていて、二転三転する話の面白さは、見ててハラハラドキドキ、この先の展開にスリル感があって、興奮してくるんだけど、この面白さって、スピーディな展開でこそ生きるもので、ここまで、スローにやられてしまうと、途中途中で、ウンザリしてくる。(笑)

ひとつひとつのシーンがやたら長いし、登場人物の性格を描くためか、横道にそれたエピソードも多々あるし、女っ気がまるでないのも、不満なところ。(笑)

クライマックスの、金貨が埋まった墓を探しまくるシーンと3人の決闘シーンが最大の見せ場なのに、そこに至るまでが長いんで(笑)、

ようやくそのシーンにきたときは、既に疲れ切ってて(笑)、よっぽど体力がないと、楽しめません!!(笑)

見終わってから感じるのは、

まだまだ短くできる!!(笑) 短かかったら、大傑作!って言っちゃえるんだけどなあああーーーっていうもの。(笑)

先日見た「夕陽のガンマン」を私、傑作と呼んだばかりで、それは、2時間12分っていう適度な長さのおかげ。

こっちも、せめて2時間20分くらいにまとめてくれたら良かったのになあああって、改めて思いました!!

ちょっと残念。

 

それと、エンニオ・モリコーネの音楽なんだけど、実はサントラアルバムの完成度が、イマイチだと思うんです。 意外でしょ!?(笑)

モリコーネにしては珍しいことで?、当時、どういう思いで、このアルバムを作っていったのか・・・・。

本編では、やたら出てくる、あの有名な騒がしい曲が、なぜかアルバムでは、1曲しかでてこなくて、あとはやたら、ダラダラした曲ばかり・・・。

聴いてるほうは、その騒がしい曲のバリエーションを聴きたくて聴きたくてしょうがなく(笑)、今か今かと待ち構えていたのに、その期待が裏切られる感じで、終わってしまう・・・・。(笑)

最後の2曲は、これまた有名なエッダの美声が炸裂する<黄金のエクスタシー> ← すごい曲名!!(笑) と3人の決闘のときの曲!!

しかしながら、この決闘の曲も、本編演奏とはちょっと違い、迫力不足で拍子抜け!(笑)

うーーーん・・・。

本編演奏の数々は、3人のクセ者たちを表現する曲がいっぱいで、かなり目立ってるのに、アルバム全体を支配している曲は、背景に描かれる南北戦争のときに流れるダラダラした曲ばかり・・・・。(笑)

もしかすると、本編演奏録音前に、サントラアルバム用の録音はすませていたのかも?

本編演奏では、それをベースに、各映像に合わせるために、アレコレアレンジを加えていって、荒っぽくて迫力ある演奏の数々に仕上げていってた感じがする。

← ここは、ブルーノ・ニコライの本領発揮か!?

 

数年前に、ようやくそれら本編演奏も加わった待望のサントラCDが出たけど、もはや遅すぎた感あり・・・・。

他の大多数のモリコーネのアルバムは、いいメロディの曲のバリエーションがいっぱい入っていて、ノリノリで大変楽しめる構成になってるんで、それに慣れてると、この「続・夕陽のガンマン」のアルバムだけは、異例に感じる。 期待ハズレ感がある・・・・。