ズール戦争

 

1964年公開! 

数年前に買ったDVDで、ようやく今宵初鑑賞!!

1879年、イギリス軍の兵士100人対アフリカ先住民族ズールの戦士4000人!!との壮絶な戦いを描いた実話の映画化!!

古い作品だし、戦争映画として、今までまったく知名度がなくきているので?、油断すると(笑)このままスルーしちゃいそうな作品なんだけど、ジョン・バリーの素晴らしい音楽を聴いた人にとっては、絶対無視できない、サントラマニア必見の作品になってるところがキモ!!(笑)

自分も、バリーの曲を聴いてなきゃあ、一生見ていなかった作品です!!(笑)

きっかけは、2000年前後に、ジョン・バリーの作品集CDを聴いたとき!

これは、サントラではない企画もので、彼の曲をできるだけサントラに近い形で、重厚なオーケストラで演奏したもの。

バリーの世界を一気に知りたい人には、絶好の良品!!

お馴染みの有名な曲・・・007シリーズやら、「野生のエルザ」やら「ダブ」やらの他に、自分の知らなかった映画の曲もいっぱい収録されており、その中にこの「ズール戦争」があったんです!!

聴いた途端、

うぉおおおお、なんてかっこいい曲なんだああああああ!!

と、自分の聴覚が、超絶に反応!!!(笑)

これはいい、最高だ!!

なになに、「ズール戦争」かあああ。

よしよし、まずは、このサントラをゲットしてみよう!!

っということで、ハマッてしまったというわけ。(笑)

サントラに続き、このかっこいい曲が、どのように映画の中で生かされているのか確かめたく、レンタルがなかったんで、DVDを、ゲットしたしだい!!

たぶん、2005年前後のこと。

でも、正直、あんまり見る気が起きず、ずうううっと放置!!(笑)

出てる俳優が、自分が好きではない、マイケル・ケインとスタンリー・ベイカーだったんで!!(笑)

いつか見るつもりでいたんだけど、毎回後回し!(笑)

監督も知らない人だし。

でも、ジョン・バリーのサントラだけは、コンスタントに聴きまくってましたけどね!(笑)

 

そんな中、最近になって、ジョン・バリーの「ズール戦争」のサントラCDが、追加曲が加わり新規に発売されたので、うれしくなってしまい、もう、いい加減、映画のほうを見なきゃあダメだなあああああと思い(笑)、ついに、重い腰をあげて見たしだい!!(笑)

 

うーーーーーん・・・・。(笑)

 

悪くないけど、最初から単調なシーンが延々と続き、そのリズムが最後まで崩れることのない、不可思議な演出・・・・。

監督の力量不足か・・・・。

後半、本格的に、100人VS4000人!の決闘が始まってから、ちょっと面白くなっていくけどね!

どう考えても圧倒的に不利な中、100人が、どうやって4000人に立ち向かっていったか!! 興味津々で見ていけます。

ただ、映画的なリズムが悪いので、盛り上がらないのが、残念!

 

この映画を見て、学ぶことは(笑)、闇雲に戦っても、絶対勝てないってこと!(笑)

ちゃんと戦略をたてることが重要。(笑)

あの手この手をつくした策は、見てて、なるほどなあああって思いました!(笑)

自分、たまにプレステでオセロゲームをやってるんですが(笑)、最強レベルでの戦いになると、まったく勝てない!(笑)

あまり考えずに、対戦してるんで、それが原因。(笑)

今まで150戦以上やってるのに、1回も勝ったことない!(笑)

何事も、じっくり考えないとダメってことなんですね!?

 

さて、注目のジョン・バリーの音楽なんですが・・・・・。

これも、うーーーーーんって感じ。

ちょっと自分の思ってた効果と違っていたんで、ガッカリ。 期待はずれ。

曲自体は、物凄くいいし、劇中何度も流れてくるのに、あまり、劇的効果があがってないのが、致命的!!

盛り上がらない演出のせいもあるんですが、そもそも曲の使い方が間違ってるんですよ!!

かっこいいテーマ曲が、闇雲に使われているんで、聴いてて非常に違和感があり、興ざめしてしまうんです!!

イギリス軍兵士、ズールの戦士、闘いをやめさせようとする宣教師、それぞれの主要場面に、このテーマ曲が使われている!! 

えっ!?って感じ。

自分的には、この映画音楽の使い方は、間違ってると思います。

ジェリー・ゴールドスミスとかエンニオ・モリコーネ、ジョン・ウィリアムズは、こういう使い方を、絶対しないんで!!

それぞれにテーマ曲があって、それそれの場面に、それを流す手法をとるのが正解のはず。

イギリス軍兵士のテーマ、ズール戦士のテーマ、宣教師のテーマと。

それらが全部、ここでは、ひとつのテーマ曲で、まとめられちゃってるんで、強烈な違和感があります!!!

いやあああ、曲はいいのに、ほんと残念!!!!!

そんな重要なことにバリーは気づかなかったんでしょう。

サントラアルバムは、傑作なのになあああ・・・・。