天と地と

1990年公開! 

角川春樹監督による時代劇!!!

WOWOW放送版で、初鑑賞!!

自分、映画界に旋風を巻き起こした角川映画に熱狂した世代なんで(笑)、まだ見てない角川映画関連の作品をクリアにしていこうと、今後コンスタントに見ていくつもり。(笑)

で、まず、新春、最初に選んだ作品がこれ、「天と地と」!!

製作費55億円の超大作!!

見て、もうビックリしましたねええ。

合戦シーンは、完全に黒澤明の「影武者」(1980)とか「乱」(1985)を超えてるんじゃあないかと思うほどの超ド級のスケール!! 大迫力!!

兵と馬の数が半端ない!! これは、スゴイ!! 

いやああ、やっぱ、金かけないと、ここまで、できないんですね!!

(確か、「影武者」の製作費は12億前後、「乱」の製作費は、26億前後だったはず。)

特に「影武者」の合戦シーンに不満だった人は、あああ、こういう合戦を見せてくれれば、「影武者」は、黒澤の最高傑作になったのにぃぃぃっ!!って、絶対思ったハズ!!!

 

ただ、この「天と地と」。

内容が濃すぎて、映画の中の短い時間内では、説明しきれない部分が多く、予備知識をつけたうえで見ないと意味不明なシーンが続出してるんで、これは、最初からダイジェストとして割り切り、美しい映像と大スケールの合戦シーンだけを楽しんでください?的な意図で作られたように見えます。

よって、1本の映画として、物足りないのは事実。

それを考えると、黒澤映画のほうが、内容もわかりやすく、重厚なドラマもあるし、1本の映画として、完成されているんで、改めて、黒澤映画の脚本の力を再認識したしだい!!(笑)

まあ、どっちも、どっちなんで?(笑)、

世の中って、ほんとうまくいかないもんですね!(笑)

 

でも、この合戦シーンは、見事というしかないほどの出来!!

超必見!! 素晴らしいです!!

何回見ても、飽きないかも!?

音楽は、小室哲哉で、なかなかいい効果を出していたと思いますが、

私の頭の中では、

ジェリー・ゴールドスミスの「風とライオン」の音楽が鳴ってました!!(笑)