<怒涛の恐怖映画雑記(笑)>

 

サイコ3 怨霊の囁き

 

1986年公開!! 主演のアンソニー・パーキンスが監督もしてる!というシリーズ第3弾!! 「サイコ2」(1983)を、劇場で見てたんで、迷わず、劇場へ!!

今回、WOWOW放送版で、劇場で見て以来の鑑賞!!

「サイコ2」(1983)の完全なる続編で、しかも、2のラストで明らかになる意外な真犯人の、まったく新しい真実が明らかになって衝撃を与える!?(笑)というキモのある構成になってるんで、この「3」から見始めると、ぜんぜん訳が分かんないんで、要注意!!(笑)

あのジョン・カーペンターの「ハロウィン」の続編である「ブギーマン」(原題は、ハロウィンⅡ)も同様。

一方、ダリオ・アルジェントの「サスペリア2」は、「サスペリア」を見ていなくても、大丈夫! 2と言っても、まったくの続編じゃあないから!!(笑)

スティーヴン・スピルバーグの「続・激突!カージャック」もしかり。

 

実に、35年ぶりの鑑賞だったんで、当然忘れている場面が多く、人間の記憶力って、完璧じゃあないんだなああと、改めて痛感。

なんか、初めて見るような場面の連続で、オドロキましたよ!!

そのキモである新事実も、全然忘れていたし、ヒロインが最後どうなるかさえ忘却の彼方でした!!(笑) 

だから、ハラハラドキドキ!(笑)

実に、新鮮に、恐怖を楽しめましたねええ。

スタッフの強烈なバックアップがあったと思うけど、意外にも、パーキンスの演出、新人監督にありがちな、未熟なところまったくなし!!(笑)

これ、絶対、違う人が、監督してたと思う。?(笑)

いやああ、面白かった。

 

シリーズ3作とも、監督が違うんで、それぞれの特徴が出て、興味深かったです。

1作目は、巨匠アルフレッド・ヒッチコックなんで、ヒッチコック=サイコと言ってもいいほど、強烈だったけど、

2作目は、ヒッチコックを尊敬するリチャード・フランクリン。

若い新人監督だったんで、カラっとした明るさが特徴。 一歩間違えると、ヒッチコック映画のパロディにも見える、作り込み感があり、テクニックが見えすぎているので、ちょっと微妙。

で、この3作目だけど、かなり人間ドラマ的になっていて、ダークさが良く出ており、いい感じ!!

「2」のタッチとは、ぜんぜん違う。

自分は、どちらかといえば、「2」のタッチより、この「3」のタッチのほうが好き。

これが、パーキンスのタッチなのか?

全編に漂う、絶望感が、いい。

 

さてさて、次に、「サイコ4」!!(1990)というのも、作られてるんで、これを見てから、シリーズの順位をつけましょうかね。(笑)