<スピルバーグ映画雑記>
プライベート・ライアン
1998年公開!
当時話題の大ヒット作だったけど、なかなか見る機会がなく、ようやく今回、WOWOW放送版で、初鑑賞です。
オープニングの戦闘シーンが、超絶にスプラッターしてるってことで、恐怖映画好きな私は、興味津々(笑)、昔、ビデオで、そこだけは、見てたけどね。(笑)
正直、スピルバーグってことで、いつものように?、押しつけ感のある、お涙頂戴ものの展開なんじゃあないかと思って、ズーーーーーッと、敬遠してたんですよ。
感動の押し売りは、自分、一番嫌いなんで。
これでもかこれでもかと、長々と感動的な音楽とともに見せつける映画ね。
これって、日本映画で、よく見るんだけどな。(笑)
そりゃあ、そういう表現してくれるのは、映画的でいいよ。 わかるよ!(笑)
でも、自分としては、ちょっとやりすぎなんじゃあないの!?って感じで、見てて恥ずかしくなるんですよ。(笑)
そこまで、やらなくても、普通にわかるって! 感動できますよって。(笑)
この「プライベート・ライアン」も、そういう雰囲気が満載してるんじゃあないかと?、多分に予想されたんで、正直、あまり気乗りせずに、見始めたんですが・・・・・。
・・・・いやあああ、的外れでしたねええええ。(笑)
これはいい!! 素晴らしい!!
スピルバーグ監督の傑作なんじゃあないでしょうか!!(笑)
私のスピルバーグ監督のベストは、「激突!」(1971)「ジョーズ」(1975)止まりだったんですが、ここにきて、ようやく、1本加わりました!!(笑)
「プライベート・ライアン」が!! ついに!!(笑)
なんといっても、
数々の戦闘アクションが、超絶に素晴らしい!!
まるで、自分がその場にいるんじゃあないかと思うほどの臨場感で、大迫力!!
ときおり、戦争ゲームをしてるんじゃあないかと思うときも!!
この一連の描写は、今までのどの戦争映画よりも、スゴイと思う!!
金のかけ方がケタ違いなんじゃあないかな!!!
それに、加えて、戦争がかかえるいろんな問題が盛り込まれ、1本骨太な筋がビシっと通ってるし、オープニングとエンディングがうまい具合につながって、強烈な感動感涙を呼ぶ構成は、あっぱれ!!
スピルバーグならではのシーンだけど、これが、いつもより、しつこくなく、スマートな感動場面になっており、しみじみと、心に響きます。
このラストは、ほんと、いい!!
涙涙ですよ!! 心が震えまくりですよ!!
アカデミー監督賞他、何部門も受賞してます!!
残念ながら、今回、音楽のジョン・ウィリアムズだけが、冴えなかったと思います。
ネタ切れだったんでしょうね。
この手の映画なら、いつものウィリアムズだったら、明確でちゃんとしたメロディアスなテーマ曲を作るのに、イマイチ考えつかなかったのか?、叙情性を感じさせる楽器群の響きだけで、なんとか感動させるような、苦しい曲構成になっていて、悪くないけど、ウィリアムズらしくないなあああと思いました。
映像といっしょに見ると、違和感ないけど、音楽だけで、聴くと、なんだ、これ!?って感じです。(笑) サントラの必聴盤にはなりません!!
いい映画にいい音楽が必要なのに、今回は、あてはまりませんでしたねえええ。
うまくいかないもんですね。
「プライベート・ライアン」、良かったよねええええ。 どんな音楽が流れてたの?
・・・・・・・・・・・・・・(沈黙)・・・・・・・・・・・・・・・・
そう、曲を口ずさむことができません!!(笑)
「シンドラーのリスト」、良かったよねええええ。 どんな音楽が流れてたの?
♫♫♫・・・・・・チャララララララララララララッーーーーーー・・・・・・♫♫♫
これは、口ずさめます!!(笑)