エル・トポ

1971年製作の超カルト映画!!

ジョン・レノン、アンディ・ウォーホル、寺山修司も大絶賛!!

日本では、1986年に開催された東京国際ファンタスティック映画祭で、初上映されてます!!

その後、一般公開、ビデオ発売っていう流れだったような・・・?

自分、そのファンタスティック映画祭で、「ゾンバイオ死霊のしたたり」「SFソードキル」「クロールスペース」「テラー・ビジョン」を見ていて、その後、そこでお披露目された「悪魔のいけにえ2」と「リンク」(音楽ジェリー・ゴールドスミス)を一般の劇場公開で見てます!!

(「悪魔のいけにえ2」は、トビー・フーパー監督の舞台挨拶付き!)

そのため、「エル・トポ」のことも知っていたけど、得体の知れないバイオレンス西部劇という印象だったので、触手が動かず?(笑)、放置。

かなり話題になってたことは知ってたけどね。

その後、

ビデオ化され、レンタルが開始されてから、何度も見る機会があったのに、なぜか、借りず?、今から考えると非常に不思議なんだけど、私のアレハンドロ・ホドロフスキー監督映画初体験は、レンタルVHSで見た「ホーリー・マウンテン」(1973)から!(笑) あの「エル・トポ」の監督だったんで、借りたんだと思う。←見てないけど!(笑)

いやああ、衝撃を受けましたねええ・・・。

残酷シーンてんこ盛り! とにかく気色悪い! このまま見続けられるのかと心配になるほど、完全に見る人を選ぶ映画だったんだけど、

なんとか我慢してると、話が、自分の感性にマッチして面白くなっていくことに気づき、展開も早く、アート感も抜群、音楽も魅力的で、ついつい快調なテンポに乗せられて、魅せられて、一気に見ることができました!!(笑)

ラストシーンも、映画史上に残る、大衝撃もの!?(笑)

いやあ、良かったですよ!! 

この1本で、ホドロフスキーに大注目!!

その後、「サンタ・サングレ聖なる血」(1989)をレンタルVHSで、「リアリティのダンス」(2013)を劇場で、見ることに。

それなのにもかかわらず、「エル・トポ」だけが抜け落ちてきてしまっていたんで(笑)、これではダメだと思い(笑)、ようやく今宵決心!!(笑)

リマスターされたレンタルDVDで、5.1chにもなった音声で、ついに初鑑賞!

日本初公開から、実に35年!! オドロキの初鑑賞ですよ!!(笑)

画面サイズは、スタンダード。劇場公開の際は、上下がカットされていたのか?? 縦の構図を生かしたカットが多々あり。

 

まあ、これが、ホドロフスキー映画初体験だったら、かなり衝撃を受けたかもしれないけど、それまでに他の作品で、充分衝撃を受けて、免疫ができていたんで、幸い、それほどまでには、驚かなかったけど、当時、初めて見た人が受けたショックは、相当のものだったと推察できましたねええええ。

今まで、誰も見たこともない、映画の限界を超えた超絶な残酷バイオレンス西部劇になっていて、神をも恐れないタブーなシーン満載!!

これが噂に聴いていた「エル・トポ」の正体だったのかと!!

見ていると、既視感があり、なんか他のホドフスキー作品でも見た、構図、場面が思い起こされ、興味深かったです!!

自分は、「ホーリー・マウンテン」を先に見てるんで、どうしても比較しちゃうんだけど、「エル・トポ」のマイナス点は、ある時点で完結してるのに、そのあとに、余計なエピソードを付け足してる感があって、そこが長いんで、うんざりしちゃうところ。 その最後のエピソードだけ、今まで快調に進んできたバイオレンス西部劇とは、まったく違う話になっている!! これはダメ!!(笑)

起承転結が、起承転 起承転 結 という構造になってました!!                 そのため、最初っから終わりまで、ノリノリのリズム感で突っ走った「ホーリー・マウンテン」のほうが、やっぱ傑作だったなと、「エル・トポ」を見終わって、真っ先に思った感想!!!

まあ、「ホーリー・マウンテン」も、かなり昔に見たので、今見ると、あれ?って思うかもしれないけど・・・。(笑)

近々、見直してみようかな。

 

注目は、あの「20世紀少年」!(笑)に出てきた、あの目玉のマークとそっくりなマークが、出てきます!! きっと作者は、「エル・トポ」を絶対意識してますね!?(笑)  今頃、発見するとは・・・・・・・・。 ←遅すぎ!!(笑)