<怒涛の恐怖映画雑記(笑)>
黒い家
1999年公開!
森田芳光監督の恐怖映画!
もともと、恐怖映画ばかりを作る監督ではないんで(笑)、こういう題材でも、森田流にするとこうなりますってことだと思うんだけど・・・・・、それが正しかったのかどうか、疑問の余地はある、不思議な怪作に仕上がってましたねええ。(笑)
普通、恐怖映画で、こんな脱線的なヘンなノリの演出はしないでしょう!?・・・・・・・。
普通の感覚ではないんで、面食らう。
コメディ要素を加えた恐怖映画とも、違う。
まさに、森田監督にしか出せない独特の味わい・・・・。
もちろん、一連の森田作品を見ている人にとっては、いつものことなんで、ああ、やってるやってるって、納得がいくかもしれないけど、それを知らずして見た、純粋に恐怖映画を楽しみたいっていう人たちからは、そっぽを向かれるんじゃあないかなあああ・・・・?
自分も、森田作品の普通ではない、クセのある独特な感性は、嫌いではないんで?(笑)、何本か見てきて、楽しんではきたんだけど、・・・・この恐怖映画にとっては、残念ながら、それが最大に、マイナスに作用したような気が・・・・・。(笑)
正直、最初のうち、不用とも思えるヘンなノリばっかりが続き、なかなか話が軌道にのっていかないんで、途中で、見るのをやめようかと思ったほど・・・・。
前半、眠くなります・・・・。(笑)
主演大竹しのぶの怪演も、最初は、森田演出のためにわざとオーバーにやっているように見えて、ウンザリ・・・・・・・。
でも、実はこれ、そうではなかったんですね!!
本当に、ああいう人の役を、彼女が超絶なる演技力で、ハマリにハマッて、演じきっていたんですよ!!!(笑)
途中からそれがわかって、あああ、大竹しのぶっていう女優は、すごいなあああああって、驚嘆しました!!!
おそらく、この役、彼女じゃなきゃああ、できなかったと思います!!!
彼女じゃあなきゃああ、この映画、失敗してたと思います!?(笑)
全編、ヘンなノリの恐怖映画で終わっていたと思います!!(笑)
それほど、スゴイ!! 大竹しのぶのイッちゃってる演技は、見どころ満載!!
後半は、彼女のワンマンショーといっていいかも!!
それと、後半、やっと、森田流のヘンなノリがなくなり、真の恐怖映画になっていくんで、今までの ダルサは一掃! 目が覚めます!!(笑)
前半も、こういう感じでいってほしかったなあああああ。
それだったら、自分の中で、
日本の恐怖映画の傑作!と言えたのに!!(笑)
今、言えるのは、
大竹しのぶの怪演が光る、森田芳光監督流の恐怖映画!
ここ止まり!!(笑)
残念!!(笑)