<アクション・サスペンス映画雑記>

 

マークスの山

1995年公開! 読んでないけど(笑)、直木賞受賞の高村薫原作の奥深い人間ドラマと推理サスペンスを融合させた映画・・・・・・!

話題になってたのは知っていたので、いつか読もう読もう、見よう見ようと思っていて、数十年・・・・。(笑)

ようやく映画のほうを、録ってあったWOWOW放送版で、待望の鑑賞!

でも・・・、期待したわりには、うーーーんって、感じ。(笑)

原作小説は、かなりの長編だったと思うので、それを映像化するとなると、2時間ちょっとで、収めるのは、やっぱり無理だったか・・・・・。(笑)

見ていて、かなり話が、中途半端で、消化不良になっているなあああって、<読んでないのに!>(笑)、そう、思いましたねええ。(笑)

これは、最初から、無謀な挑戦だったってことか・・・・。

スタンリー・キューブリックは、短編のほうが、映画化しやすいっていってたけど、まさにその通り。(笑)

長編は、とにかく削らなきゃあいけないんで、もう割り切って、焦点をひとつだけにしぼりきり、そこだけを探求するしかない。

しかしながら、この映画は、原作のエッセンスをすべて盛り込もうとしたようで?、あらゆるところに焦点がいっていて(笑)、それぞれに深い深い人間ドラマがあるのにもかかわらず、すべてを短く、浅く描いているので(笑)、なんだか、すべてが完結しないまま??、モヤモヤ気分で、見終わります。(笑)

重厚なドラマ性は、感じますが、あまり手応えを感じないんだよなああ。

印象に残るのは、名取裕子の魅力と意外にグロテスクな部分のみ、(笑)

肌ざわりは、園子温監督の「冷たい熱帯魚」に近い。

 

3時間くらいないと、ダメな映画でした。

でも、原作は、面白そうだなああ。