<エンニオ・モリコーネ作品 映画雑記>

 

ジャン=ポール・ベルモンドの恐怖に襲われた街

1975年公開!! ジャン=ポール・ベルモンド主演のジャッロ色のあるフランス製スーパーアクション映画!!

待ちに待った初ブルーレイ化!!

さっそく、購入して、即鑑賞です!!

2020年にブルーレイ&DVD化を見越しての劇場公開があり、本当は、見に行きたかったんだけど、コロナ禍のため、断念しました!!

だから、ブルーレイが発売されるのをいまかいまかと待ってたんですよ!!

やっと、その日が来たああ!ってわけです!!(笑)

音楽エンニオ・モリコーネ!!

だいぶ前から、VHSソフトは持っており、一度は、見てはいるんだけど、もう、細かいところは、忘れちゃったし、映像がリマスターされてるんで、どれぐらい印象が変わっているか、新作を見る気分で鑑賞に臨みました!!

ただ、大傑作というわけではないんで、そんなに期待はしてなかったけどね。 でも、見たい気にさせてくれるビッグタイトルだとは思う。

 

初見のときの印象は、正直微妙。(笑)

微妙になった一番の要因は、エンニオ・モリコーネの音楽がほとんど使われていなかったこと!! しかも、ほぼ1曲を数回流してるだけ!!

ベルモンドの数々の超絶なアクションシーンに、音楽なし!!??

それゆえに、アクションは、スゴイんだけど、劇的な興奮ができなくて、気分が高揚してこない。全然記憶に残らない。(笑)

そこが、かなりマイナスになっていたと思う。

 

そんな面を持つこの映画、ブルーレイ鑑賞で、はたして印象が変わったのか!!??

うーーん、確かに、映像はきれいになってたんで、だいぶ印象は変わったけど、やはり、モリコーネの音楽がほとんど流れてこないんで、イマイチだなああ。

改めて、大いに不満あり。 監督やベルモンドが、意図的に、ほぼ音楽なしでいこう!と決断したとしか思えない! 

モリコーネの意志が尊重されていたならば、もっともっと、音楽を使って、映像を盛り上げていたと思う!!

極力音楽を使わないのが、フランス映画の特徴なのか!?

イタリア映画と映画音楽の使い方のセンスが違うのか!?

これと同じような感覚のイタリアのジャッロアクション映画「ビッグ・マグナム77」では、音楽が全編に渡って、最高の効果で炸裂しまくり、大興奮の快作になっていただけに、こういう使い方を、この映画でもしてくれていれば、最高の傑作になっていたはずなのに!!

ほんと、惜しい!!

モリコーネのサントラでは、本編に使われなかった曲がいっぱい入っていて、ああああ、この曲は、あの場面に使われるはずだったんだなああっていうのが、曲目から推測できる構成になってます。(笑)

??? なんで、使わなかったんだろう ??? 

理解に苦しみます!!

これらを当てはめて、

「恐怖に襲われた街・モリコーネ音楽スパークバージョン」を作る必要あり!!(笑)