ようこそ映画音響の世界へ

 

2020年公開! 

映画の音響に関わるスタッフに賛辞を贈るドキュメンタリー。

劇場で見ようと思ったけど、うまく都合がつかず、レンタルDVDでようやく初鑑賞!! 

自分、昔っから、映画音楽を始め、音について、けっこう興味があり、映画を鑑賞してるときも、そのへんは、敏感にチェック!!

いい音楽、いい音響の映画を見たときは、映画自体がつまらなくても、それなりに評価しちゃってます!!(笑)

逆に、映画が面白くても、ダメな音楽、ダメな音響が、時折あるので、そういう映画は、すぐに忘れちゃう傾向あり!!(笑)

 

映画のメイキングものも、仕上げ作業のところを、一番興味深く見てますねえ。

映画音楽に関しては、物心がついてから、映画音響に関しては、1980年代公開の「地獄の黙示録」とか「ポルターガイスト」あたりから、注目し、ドルビーサラウンドアンプが家庭に入り込んできてから、一挙に頂点に達っしたって感じかなああ。(笑)

ウォルター・マーチの音響テクニックに驚嘆したものです!!

 

そんな一番関心のある題材のドキュメンタリーでしたが・・・、ちょっと、映画にするのが、あまりにも遅い感じが・・・。

今まで、いろんな良質のメイキングを見てきたもんだから、今更感あって、どうしても、それらと比べてしまい・・・、あまり、いいネタが揃ってなかったような気が・・・。

初心者向けとしても、駆け足で紹介してるせいか?なぜかわかりにくく作ってあるし、よくわかってる人にとっては、もっと深いところが知りたいのに、そこまで突っ込んでない感じ。

自分は、それぞれの担当者がどういうことをしているのか、もっと詳しく紹介してほしかった。

特に知りたかったのは、音楽編集者の仕事!!

録音済みの映画音楽を、どういうテクニックで、映像に当てはめていくのか、その一部始終を見たかった!!!! 場面に合わせるために、編集もしてるはずなんで、そのへんの切り刻み感?を、確認したかったんです!!!

 

目新しかったのが、バーブラ・ストライサンドのインタビュー。

音響の話なのに、なんで、彼女が出てくるの!?って、不思議に思ったんですが、見てないけど、知ってる、あの1977年公開の「スター誕生」で、すごいことやってたことが、初めてわかり、こりゃああ、見て、聴いてみなきゃあああって、わかったしだい!(笑)彼女、製作総指揮と、主演、主題歌歌ってます!!

 

でも、最近のドルビーアトモスとか、音に関しては、ますます進化していってるんですが、はたして、それで、劇的効果があがってるのか!?っていうと、自分的には、大いに疑問あり!!

ただ単に、音響チャンネルが増え、音がでかいだけなんじゃあないかと!!!

映画音楽との絡みも、うまくいってないし、いったいどうしちゃったんだろう!!!

音の移動感も、あんまり、感じられないし!!

恐怖映画も、もっとうまい音の使い方があるはずなのに・・・。

聴きながら、いつも不満ですよ。

 

また、昔の映画で、オリジナルがモノラルだったのを、リマスターを機に、5.1ch化するのが、流行ってるんですが、これが、またダメなんだなあああ。(笑)

一番わかりやすい例として、

あの「ジョーズ」!!

オリジナルのモノラルと、5.1ch化されたものを聴き比べると、ぜんぜんモノラルのほうが、迫力あります!!

モノラルで聴いたほうが、興奮します!!(笑)

これって、やはり、作った人たちの熱の入れ方の違いなんだなと思いますねえええ・・・。 勢いの違いというのか・・・。

やれやれですよ。(笑)

新しい世代の人は、まだまだだなあああ。

ぜんぜん、継承されてないなああああ。