<怒涛の恐怖映画雑記(笑)>

 

悪魔の赤ちゃん

1974年公開! 当時流行りの、タイトルの頭に悪魔がついてる恐怖映画!

ほんと、いろいろありましたねえええ。(笑)

「悪魔のいけにえ」「悪魔のはらわた」「悪魔の墓場」「悪魔の沼」「悪魔のシスター」「悪魔の追跡」とか・・・・・。

でも、「悪魔の赤ちゃん」!!って、いうのは・・・、いかがなものかと・・・・。??(笑)

原題は、「IT’S ALIVE」

 

実際に映画を見る前から、注目していたことがあって、それは、ポスターとチラシデザイン! 怪奇色と気持ち悪さが濃厚で、これだけで、見たい見たいと思わせるもの!(笑)

次に、なんといっても、音楽がバーナード・ハーマンだったこと!! 

「サイコ」「北北西に進路を取れ」など、ヒッチコック映画で有名な作曲家。

自分は、「タクシー・ドライバー」「愛のメモリー」「悪魔のシスター」で、ハーマンの音楽にハマり、バーナード・ハーマンの作品リストを見て、おお、「悪魔の赤ちゃん」ってのも担当しているのか!! これ絶対、見なきゃ、聴かなきゃあって。(笑)

待望の初見は、TV放送。

あんまり記憶にないけど、・・・・なんか微妙な出来だったなあああ。(笑)

ハーマンのテーマ曲は、不気味で、かなり印象に残ったけど・・・・・。

残念ながら、当時、サントラは、出てなくて、自分が最初に発見したのは、1990年に発売された、この映画のパート2(日本未公開。後に、「悪魔の赤ちゃん2」のタイトルで、日本でもソフト化。)のサントラCD!

でも、1978年製作なのに、音楽がバーナード・ハーマンの表記!!????

あれれれ、ハーマンは、1975年に亡くなってるんですよ!!!???

どうやら、ハーマンのパート1のスコアを再構築して使ったようです。

で、その本物のパート1のサントラはどうなったかというと、なんと2012年に!やっと発売されました!! ただ、音質が非常に悪かったんで、ちょっとガックリ!(笑) 保管状態が悪かったんでしょうか。??

ハーマン作品なのに、このずさんさ! どうにかしてほしい。

パート2のほうが、ぜんぜん、音質いいです!(笑)

 

さて、そのパート1。

今回は、だいぶ前に買って、放置状態だったDVDで鑑賞!

(激安で売ってた中古DVDで。 パート2、パート3も激安でゲットしたんで、いずれ見ていくつもり!!(笑))

いやあ、TV放送以来の鑑賞だったんで、だいぶ新鮮!!(笑)

なかなか、怖く、初見より、だいぶ好印象です!!(笑)

なんといっても、ハーマンの音楽が、素晴らしく効果的で、いい!!

安心して、見ていくことができましたねえええ。

ハーマンの音楽に聞き惚れながら、見ていけたって感じで、やっぱ、映画の良し悪しは、音楽の力が大きいなあああ。

改めて、納得。

ハーマンの音楽じゃあなければ、きっとダメだったと思う。

事前に、パート1の音楽は、CDで聴いていたんですが、あれ、こんな曲、サントラにあったけええって、映画で聴こえてきた音楽と、サントラで聴いていた音楽の印象が、かなり違っていたんで、驚きました!!

映画で聴いてると、かなり強調されている楽器の音(シンセサイザー?)があり、これがまたサスペンスをあおり、ワクワクドキドキしながら聞き惚れるんだけど、CDに収録されていた曲は、あとで聴きなおしたんですが、なぜか、さほど、その音が、目立って聴こえてきてないんですよ!!

????

ダビング時に、強調したのかなあああ???

もう一度、両者聴き比べて、分析したいと思います!!(笑)

 

とにかく、素晴らしい音楽効果!! さすが、ハーマン!!

 

肝心の主役である、悪魔の赤ちゃんは、サブリミナルカット風でしか、見せておらず、どんな顔してるのか、どんな全貌なのか、イマイチわからない!(笑)

赤ん坊にマスクをかぶせて、演技させるわけにはいかないし(笑)、当時の技術だと、ハッキリ見せると、あまりにも、チープなんで、しかたなく、そういう処理をしたんでしょうねええ。

 

今、リメークすれば、CGIで、うまく出来るかもね。