<ジェリー・ゴールドスミス作品 雑記>

 

トラ トラ トラ!

1970年公開! 戦争映画の超大作!! 

音楽は、ジェリー・ゴールドスミス!!

初見は、TV放送で、前編、後編と、2週に渡って放送されたのを見た記憶あり。

その後、ビデオでも見てきて、今回、ブルーレイで、初のシネスコサイズでの鑑賞!! アメリカ公開版ではカットされてる、渥美清の出演シーンが入っている(笑)、日本劇場公開版で!! 149分! 80分後にインターミッションあり!

 

いやはや、もうビックリです!! 当時と見る環境が違うこともあり、ド迫力の一言! この戦闘シーンは、すごいですね!! ミニチュア特撮もあるにはあるんですが、すべてがホンモノに見え、超重量級の迫真力で、迫ってきます!!

現在のCGIによる、何でもありの特撮に見慣れた人が見ても、この映画のホンモノの迫力には、脱帽するんじゃあないでしょうか!! 

命がけのスタントシーンも満載で、危ない危ない!!

数々の爆発が、逃げ惑うスタントマンたちのすぐ背後で起こってて、爆発によって飛び散っていくパーツに、もう少しで、当たりそうなんですよ! 当たってたら、間違いなく大ケガです!! すごいなああ。

 

ゴールドスミスの音楽も超ド迫力!!

オープニングの、日本語タイトルと英語のタイトルがグワーーーーーンと出てくるところから、咆哮しまくり、大興奮!!(笑) 続く、琴の音色による荘厳なテーマ曲!! かっこ良すぎるぅぅぅぅぅっ!!

絶対絶対、この曲、レコードで聴きたいって、ファンの誰もが思ったのにもかかわらず、残念ながら、当時サントラ盤が発売されず、妙なポップ調の演奏のカバーバージョンで我慢するしかないという状態に!(笑) 待望のCDが、発売されたのは、2000年代になってから!! 

「ブルー・マックス」「砲艦サンパブロ」「パットン大戦車軍団」は、出ていただけに、なぜ「トラトラトラ!」だけ、サントラ化されなかったのか、不思議でしょうがない!!

話題としては、当初、黒澤明が監督するはずだったのに、途中降板したことか。

でも、バトンタッチした監督2人も、堂々たる演出ぶりで、お見事です。

まるでキューブリック映画を見てるんじゃあないかと?思うほど、日本映画ではなかなか見られないアート的な構図が多々あり。

対するアメリカ側が監督したシーンは、意外に普通で、唸らせてくれるものなし。(笑)

日本側のシーンが際立っていいですねええ。 もしかして、黒澤監督の絵コンテがあって、その通りに撮ったんじゃあないかなあ???(笑)

でも最後の、アメリカ側が撮った、ホンモノならではの超絶なスペクタクル大戦闘シーンは、日本では絶対に撮れないんで、これで、両者引き分けってところかな?(笑)

一応合作として、バランスがとれてる?(笑)