<ジャクリーン・ビセット映画 雑記>
料理長殿(シェフ)、ご用心
1979年公開!
私の大好きな女優、ジャクリーン・ビセットの主演作!
彼女が出てるんで、もともと、見ようとは思ってたんだけど、コメディ映画のようだし、音楽がヘンリー・マンシーニで、きっとビセットの美しさを引き立てようと、いつものわざとらしい甘いメロディを聴かせてるんだろうなああと思い、見る意欲が湧いてこず?(笑)、ついつい後回しにしてたんですが?(笑)、
先日見た「ランボー」の演出が素晴らしかったテッド・コッチェフが監督したものだとわかり、急遽、見る予定を早めたもの!!(笑)
WOWOW放送版で、初鑑賞!!
メインタイトル見て、喜んだのは、撮影が、なんとジョン・オルコットじゃあないですかあああ!
キューブリック作品を何本か手掛けてるんで、これは、ますます期待大!
ワクワクしながら、見始めたんですが・・・・・・・。
うーーーーーん、これは・・・・・。(笑)
ありゃりゃりゃりゃああああ・・・。(笑)
これ、失敗作ですね!(笑)
原作ありの、料理を題材とした殺人ミステリーですが、小説向きの話でした。
小説だと、面白いとおもうけど、映像にすると、まったくダメですねえええ。
もっと、映画的に工夫できなかったのかって感じ・・・。
一番ダメなのは、セリフに頼りすぎていて、そのセリフの応酬で、面白さを出そうとしたこと。 笑わせようとしたのか?、不発な下ネタも多く、聴いてて不快だし、役者陣も、セリフが多いんで、ただただ、早口で、まくしたてるだけで、演技してない!! 脚本に踊らされているというのか?、演技の見せどころが、まるでない!! 表情と顔があってない!?(笑)
セリフを覚えるだけで、精一杯って感じ。(笑) セリフ棒読み!?(笑) ヘタな舞台劇を見せられてるようです!!(笑)
ジャクリーン・ビセットも、さすがにセリフ重視のコメディ演技は、できなかったようで?(笑)、明らかにミスキャスト!!
彼女にからむ役者陣も同様、ミスキャストばっかりで(笑)、この脚本、相当、俳優を選ぶ、やっかいなものだったんだなああと痛感!!
ハッキリ言って、コメディが得意の役者でしか、演じきれないと思いました!! この時だったら、ゴールディ・ホーンが適役だったかも?
相手役は、メル・ブルックスかな??(笑)
おまけに、これは、最大の謎なんだけど、大量の料理が出てくるんで、ここだけは、小説より映画の優位な点で、華やかで豪華で、よだれが垂れてくるほど、おいしそうな数々の料理を見せてくれると誰もが思うじゃあないですか!?
それなのに、こちらの意に反して、気色悪く映してるんですよ!!??
びちゃびちゃ、ぐちょぐちょって感じに・・・。
なんでなんだろう!? ぜんぜんおいしそうに見えなくて、まずく見える!?(笑)
意図してそうしたのか??
理解不能の映像、ミスキャストで、途中から、見るのをやめたくなったほど!!
(笑) ぜんぜん笑えないし・・・。(笑)
名誉のために言っておくと、ジョン・オルコットの撮影には、魅るべきところがあり、きっと、これ、キューブリック組で鍛えられ、会得した構図なんだろうなあああって思うカットが満載!!
演出は、・・・・・・、コッチェッフ監督には、合わなかったなあああ。(笑)
とにかく、脚本に個性がありすぎていて、演出する余裕もなく、ただただ、撮っていっただけって感じの、見てて歯がゆい映画になってました!!(笑)
ジャクリーン・ビセットファン、大失望の駄作です。
ただ、キャストを総とっかえして、料理もおいしく撮って作れば、傑作になっていた可能性もあったけどなあああ。???(笑)
ヘンリー・マンシーニの音楽? これは意外に良かったかな。(笑)