<ブルース・リー映画 雑記>
ドラゴンへの道
1972年製作、日本公開は、1975年!
最後のブルース・リー!!
「ドラゴン怒りの鉄拳」を劇場で見て感激したのに、なぜかこっちは見に行ってない。不思議不思議???(笑)
よって、初見は、ブルース・リー映画TV初放送となる、水野晴郎解説の水曜ロードショーにて!!
期待したんだけど、冒頭のコメディシーンから、ブルース・リーが、カッコ悪すぎて?、ノレず、日本語吹き替えということもあり、ちょっとシックリこなかったなああ。(笑) ・・・そりゃあ、アクションシーンだけをピックアップすれば、スゴイけど、そもそも話がショボすぎて、トータル的にバランス悪し・・・。
自分の中では、イマイチ・・・・。初見から、いい印象なし・・・・。
その後、輸入ビデオで、英語版を見てビックリ!
怪鳥音が、なぜか吹き替えられてる!! 「死亡遊戯」の英語版と同じ、超カッコ悪い怪鳥音!!(笑)
いやあああ、これ、ダメでしたねえええ!!(笑)
さらにガックリ。(笑)
さらに評価落ちました!!(笑)
でも、友達が持ってた、東映8ミリ映画劇場のダイジェスト版を見て、その傷が癒えましたけどね。(笑)
日本公開版を基にしたダイジェストで、見せ場はほぼ入っており、大満足!
(この8ミリ版、ブルーレイの特典映像で見ることができます!!)
その後、レーザーディスクとかで、見てきて、ついに奇跡が起こります!!
日本初公開当時のネガが発掘され、ブルーレイ化という、快挙!!
それを記念した、劇場公開もあり、もちろん見に行きましたよぉおおおお!!!(笑)
日本版は、見たことなかったんで、もう、ワクワク!!
オープニングとエンディングに日本独自の映像が加わり、かっこいい主題歌も全開! 新規の音楽も追加され、今まで見たこともなかった「ドラゴンへの道」ここにあり!!
いやああ、やっぱり、この日本独自の改変版は、いいなああああ。(笑)
日本に生まれて、本当に良かったと思える瞬間のひとつ!(笑)
で、今回、映像も音も進化したブルーレイで、久しぶりの鑑賞となりましたが、自分が選んだのは、オリジナル映像による、広東語版!!(音声は、5.1ch化)
英語版は見てるんで、広東語版で、違った雰囲気で楽しもうと軽い気持ちで見始めたんですが、見て、大正解!!
いやあ、もう、ビックリ!!
まだ見てない人がいたら、ぜひ、広東語版で見てほしいんですが、「ドラゴンへの道」は、もしかしたら、広東語版が、最高なのではないか!!って思いましたねええ。(笑) 英語版で見たときとは、まったく印象が違うんです!!
今まで、自分、あまり評価してなかった、「ドラゴンへの道」ですが、それは、英語版で、見ていたからだったんだあああああ!!っていうことが、今回の鑑賞で、初めてわかりました!! 大発見です!!!!(笑)
もう、面白かったんですよ!! 笑える、笑える!!(笑) 大爆笑です!!(笑)
広東語版の、聴いてて面白い言い回しが、コメディシーンにピッタリで、最高におかしい!!(笑) 英語版のまじめくさい言い方だと、ぜんぜん面白みが感じられなかったんで、この興ざめなマイナス点が、すべて払拭されました!!(笑)
そして、これが、決定的だったんですが、なんと、ここでのブルース・リー、英語がしゃべれない青年の役だったんですよおおおお!!!(笑)
うぉおおおおお、この設定、すごすぎるううううう!!!(笑)
なんとなんと、ところどころに、リーが、英語がしゃべれないことによるコメディシーンが連発してたんです!! もう、大爆笑です!!(笑)???
・・・・あれ? あれれ?・・・(笑)・・・・英語がしゃべれない・・・・???・・・・じゃあ、英語版で、英語をしゃべってるブルース・リーは(笑)、いったいどうなってるんだああ!?って、疑問に思うのですが、
どうやら、英語版では、この英語がしゃべれない設定は、ないものとし(笑)、そのあたりのセリフは、すべて変えられてたんです!!
最初っから、英語をしゃべれるブルース・リーに無理やりしてたってわけ!(笑)
だから、英語版を改めて見ると、会話と表情があってない!!??(笑)
ほんとは、笑わせてる場面なのに、そうなってない!!(笑)
だから、英語版は、なんかイマイチ不自然で、シックリいかなかった場面が多かったわけです。 これで、やっとわかりました!!
いやはや、この英語版で、「ドラゴンへの道」を評価しちゃあダメですね!!
ホントは、こんなに面白かったのかああって、広東語版を見て、やっと再評価!!(笑)
ブルース・リーの初監督作品なんですが、やるじゃん、ブルース・リー!!って思いました!!
正直、最初は、失敗作かと思いましたからねえええ・・・。(笑)
いやあ、ごめん、リー、謝ります!!(笑)
こんなに面白い映画を作ってくれて、ありがとう!って言いたいです!!(笑)
大笑いできるコメディー展開に、ブルース・リーの数々の超早業カンフーアクションが炸裂している超娯楽作! それが、「ドラゴンへの道」の本当の正体でした!!
残念ながら、この面白さは、広東語版でなければ味わえないという注釈付き!!(笑)
「ドラゴンへの道」は、ぜひ、広東語版で、リバイバルですね!!
お願いします!!
そして、これを見て、つくづく思ったのは、続く「死亡遊戯」も、この路線を継承、笑わせるところをいっぱい取り入れて、スゴイアクション満載で、またまた、観客を喜ばせる超娯楽映画を作ってくれていたんだろうなああって・・・・。
ほんと残念でしょうがないです!! ブルース・リー監督による、「死亡遊戯」完成版を見たかったです!!
今ある、「死亡遊戯」は、ブルース・リーの「死亡遊戯」ではない!!
・・・最後に、これも書いときます。(笑)
前2作でも共演したノラ・ミャオですが、ここでの彼女の魅力は、前2作以上に超絶に全開していて、彼女を見れただけでも、大満足してしまうほどです!!(笑)
いやああ、美しい!!
ブルース・リーも、撮影時は、最高に幸せだったんだろうなあああ。
羨ましい限りです!!(笑)