<怒涛の恐怖映画雑記(笑)>

 

ザ・ショック

1977年製作のイタリアの恐怖映画!! 日本公開は、1979年! 

恐怖映画ブーム、真っ只中で、最高潮に盛り上がっていた時期での公開!!

監督は、「呪いの館」のマリオ・バーヴァ!! 

恐怖映画の巨匠、最後の作品をダリア・ニコロディ追悼で、急遽、レンタルDVDで、鑑賞!! 彼女が27歳ごろの主演作です!!

この映画、当時TVで紹介されたのを見て、一挙に注目!! TVスポットも、かなり強烈で、こんなショック場面、流していいんかい!?って思ったもの!(笑)

初見は、劇場で見ました!! 名画座だったんですが、「ハロウィン」「ザ・ショック」「エイリアン」というスゴイ3本立て!!(笑) ただ、残念ながら、この劇場、理由はわからないんだけど、「ハロウィン」だけ、ものすごい大音量の立体音響で、場内、音がかけめぐっていたんだけど・・・(スペースサイザー360方式)、「ザ・ショック」と「エイリアン」は、前方のスピーカーからしか音が出ておらず、モノラル!!! それもかなり小さな音量!! ぜんぜん、迫力がないんですよ!! 見ながら、なんで!?って思い、もう、興ざめ!!

よって、「ハロウィン」だけは、度肝を抜かれ、圧倒され、怖くて怖くて、恐怖に震え上がったのに、あとの2本は、まったく怖くなく、ノレなかった記憶があります!!(笑)

記憶だと、劇場の前方、横、後ろにスピーカーがいくつも設置されてました。 でも、この増設スピーカーが使われたのは、「ハロウィン」上映の時だけだったわけですね。(笑)

きっと、ロードショーで使ってた、スペースサイザー360方式用のスピーカーが、「ハロウィン」のフィルムとともに、貸し出されてきたんだと?思われます・・・・。???

 

でも、音が小さかったのにもかかわらず、「ザ・ショック」では、TVスポットで流れた最大の恐怖場面で、場内から、悲鳴があがりましたけどね。(笑)

さて、そんな不満の初見から、TV放送、レンタルVHSで、見てきて、今宵、レンタルDVDで。 大きめの音で、見たんで、けっこう、ビックリしました!!(笑)

音で怖がらせる場面が多数あったのに、初めて気づきましたよ!!(笑)

いやああ、怖い!!(笑) 

恐怖映画は、こうで、なくっちゃあ!! 音ですよ、音!!(笑)

ダリア・ニコロディの美しさも頂点に達しており、ゴブリンとは一味違う、イ・リブラのシンセ音楽も効果的で、いやはや、堪能できました!! 傑作です!!

 

笑えたのは、地下室にレンガの壁があるんですが、これがどう見ても、絵で書いてあることが丸わかり!!(笑)

そのニセモノのレンガ壁に向かって、ニコロディが、絶叫してるんで、なんか見てて変!(笑)

この美術にOKしたのは、手抜きとしか思えないなあああ・・・・。(笑)

 

スクワーム

1977年公開のゴカイが襲ってくる気持ち悪い映画!(笑)

初見は、TV放送。 ジョー・ダンテ監督の「ピラニア」同様、B級映画ながら、展開がうまく、新人監督は、感覚がフレッシュなんで、一流スタッフの作った恐怖映画とは一味違い、粗削りの若々しさが、画面のところどころにみなぎってます!! おそらくスタッフも、みんな若いんでしょう。 非常に面白かった記憶あり!!

ワイワイ楽しみながら、撮影したんでしょう。

この時のTV放送は、ノーカットだったと思うけど、急にもう一度見たくなり、レンタルDVDで、今宵鑑賞!!

改めて、ゴカイの大群のスゴサを堪能?しました!!

大量のスパゲッティがモゾモゾ動いてる感じ。

ゴカイが顔面の皮膚に入り込んでくる!驚愕の特撮は、あのリック・ベイカーのようです。

初めて、見る人は、ビックリするんだろうなあああ。

 

改めて見ると、展開が非常にノンビリしてることに気づきました。(笑)

スローペース。 

当時のリズムは、これで良かったんだろうけど?、今では、受け入れられないですね。

見る人によっては、前半、寝ちゃうかも??(笑)

監督、編集者が、このリズムを良しとしたか、若さゆえの未熟さか・・・・。

それぞれのカットをもうちょっとはやく切ったほうがいいですねえええ。(笑)

見てて、ちょっとイライラ感あり。(笑)

 

いや、まてよ、この時代のリズムとはいえないぞ。(笑)

トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」は、かなりキビキビしてたぞ!! ←編集に相当時間をかけたらしい・・・。 ジョージ・A・ロメロもしかり。

もともとの才能の違いか・・・。(笑)