<怒涛の恐怖映画雑記(笑)>

 

死霊館のシスター

2018年公開! 劇場では見逃していたので、待望の初鑑賞! WOWOW放送版で!

古城風な修道院が舞台で、そのダークな雰囲気がなかなか良く、ヨーロッパの怪奇映画を見てるかのような味わい。

ビックリするところ多々あって、お化け屋敷映画として楽しめます!

でも、展開がゆっくり、オドカシ演出も、毎回似てるんで、飽きてくるのが、難。

後半、3人で行動すればいいのに、なぜか単独で行動するところも理解できない!(笑)

注目は、特撮。 これが特撮っぽくなく、自然に見えるんで、CGI技術の素晴らしさを堪能できます! 今ここにいたシスターたちがいつのまにかいなくなっていたりと、今まで見えていたものが、フッと消えるという手法を多用しており、これは、一昔前では実現不可能な見せ方だけに、実に怖い。不気味の谷、スレスレ!(笑)ちょっとヤバイんじゃあないのって思うことがしばしば・・・。(笑) あまりにも自然に見えるんで、本物かと錯覚してしまうほど!! 危険だなああああ。(笑)

 

ヘルナイト

1982年公開の恐怖映画! だいぶ前から見たかったんですが、なぜかレンタルされてなく、ようやく都内のレンタル屋で見つけ、待望の初鑑賞! DVD版で。

「エクソシスト」のリンダ・ブレア主演! 残念ながら、太ってしまって、ヒロインとしての魅力ゼロ!(笑) 

さすがに、30年以上!前の作品なんで、古さを感じました!(笑) 80年代に量産された恐怖映画を、自分、ほとんど見てるんで、どうしても比べてしまい・・・、うーーーんって感じ。 パターンが同じなんで、新鮮さはないですね。 よっぽど演出がうまけりゃあ、うおおおおおっ! スゴイ!! って思うんでしょうけど、これはダメでした!(笑)

 脚本は、良く練られていて、伏線とかもうまかったのに!! もったいない!!

もっとうまい監督に撮らせたら、絶対面白くなったはず!!

ダリオ・アルジェントだったら、適任だったかも!!??

ただ、クライマックスで、ひとつ、ビックリすることがあり、ここだけは、ちょっと新しいんで、記憶に留めといていいかも!! なんと、犯人は、◎◎◎だった・・・・。(笑)

恐怖映画祭で、賞をとってるみたいです。

 

スペースインベーダー

1986年公開のトビー・フーパー監督作品! ようやくレンタルDVDで初鑑賞!

このDVDをレンタルしている店はまずなく、都内某レンタル屋で、偶然見つけて、狂喜乱舞したもの!(笑) 超レアです!!

フーパー作品の中でも、忘れられてる感が強いので、どうなのかなああと思っていたら、案の定、そうでした。(笑) ・・・リメイク映画だし、ボディスナッチャーものなんで、ストーリーは、あらかじめわかっているんで、どう、フーパー流に料理したかが、見ものだったんですが・・・・・。いやあああ、つまんなかったです!!(笑)

途中、寝てしまいましたよ!!(笑)

再度、見てなかったとこを見返したんですが・・・・。 寝てしまった要因がわかりました!! これって、編集がダメ! もっとスピーディに編集しなければいけないのに、妙な間がありすぎるんです!! ハリウッド映画には、非常に珍しいケースだと思う。プロの映画らしくないなあああ。 テンポ悪すぎ!! すべてのカットを数コマずつカットする必要あり!!

・・・・まあ、擁護するとすれば、実はこれ、主人公の少年の夢の話なんですよ。だから、意図的に、少年のレベルにあわせて、あえて、間をとって、展開をゆるくしたんじゃああないかなと。(笑) ・・・まあ、そんなわけないけどね!(笑)

注目は、クリストファー・ヤングの音楽! 冒頭から、ジェリー・ゴールドスミス調の曲が流れてくるんでビックリ!! ゴールドスミスの曲だっていわれれば信じちゃうほど、演奏の仕方が、よく似てます!! 「ランボー」の曲をアレンジした感じなんですよ!!

残念ながら、エンドクレジットの曲の選択を間違っていて、衝撃のラストだったのに、クレジットに流れる曲が、優しい曲になっちゃってて、拍子抜けもいいとこ!! ガックリです!! ここは、勇ましい曲をガンガン鳴らして、締めくくるべきだった!!!!!!!

映像的には、フーパーらしいとこは、いっぱいあるのに、最終的な仕上がりが、フーパーらしくなく、編集も、選曲も、違う人の意向が強烈に働いたかのような、違和感ある映画になってました!!!(笑) 残念!!

 

ルチオ・フルチの新ゾンゲリア

1990年製作のイタリアの恐怖映画! 日本未公開! レンタルVHSで初鑑賞!

傑作「サンゲリア」「ビヨンド」のルチオ・フルチ監督が監修したため、未公開ながら、かろうじて生き残ってきた感じ・・・。(笑) 監督は違う人だけど、フルチ流の残酷描写満載で、楽しめました! スゴイシーンがいっぱいです!

原題は、THE MURDER SECRET。

この手の恐怖映画、この時代いっぱいありましたからねええ。いかにスゴイ残酷シーンを見せるか? 皆が、腕を競い合ってた感じ。 たまにそういう描写を抑えたのもありましたが、こういうもので、演出がヘタクソなのは、最高につまらなく、忘れられてしまってます。

だから、派手に見せれば見せるほど、得なわけです。 抑えちゃあダメです!!(笑)

・・・でも、この映画は、ちょっと、忘れられてしまっているような気が・・・。(笑)

こんなに見どころ満載なのに!! 

注目は、最後のオチ!! ああ、この手のオチって、この時代流行ってたなあああと、懐かしさを感じましたねえええ・・・。(笑)

音楽が最初から全開で、この音楽だったら、絶対最後まで楽しめる!って思うほどで、実際そのとおり!! この音楽じゃあなかったら、面白さは半減したと思います!!

サントラ盤が欲しいところですが、出てない模様・・・・。???

不思議なのは、日本のタイトル。なんで、新ゾンゲリア?

本来なら、「新サンゲリア」とつけるべきだったのでは? 

「サンゲリア」「サンゲリア2」ときて、「新サンゲリア」とすれば、サンゲリア3部作として、DVDBOXができたのに!!(笑)

 

スポンティニアス・コンバッション

1991年公開! トビー・フーパー原案脚本監督作品!

レンタルDVDで初鑑賞! ほぼどこの店にも置いてないレアなDVDだったので、見つけたときは、奇跡かと!(笑)

さっそく鑑賞したんだけど・・・・、うーーーんって感じ。(笑)正直つまんないです!

HDリマスター版と謳っているDVDなのに、画質がイマイチなのも、つまんない要因のひとつ。忘れられつつある作品のプリント保管状態は、こうも悪いのか!?という見本?

トビー・フーパー作品なんで、もっと配慮してほしいなああ。

せめて、話が面白けりゃあ、まだ良かったんだけど、まったく面白くないんで(笑)、途中途中で、寝てしまいました!! 見終わって、再度、見てなかったところを見直す始末・・・。(笑)

また、一番肝心な、人体自然発火のシーンの特撮が、あまりにもチープなところもマイナス! 

この映画最大の見せ場ですよ! 何回も出てくる、人体発火が、これじゃあ、ほんとダメです!! リアルさがないんだよなああ。 ガッカリです。

でも、直近見た、「スペースインベーダー」よりかは、興味深く見れ、「マングラー」「ツールボックス・マーダー」よりかは、つまんない!!(笑)

 

雨月物語

1953年公開の日本映画! 録ってあったWOWOW放送版で、初鑑賞! 内容とかは知らなかったけど、名作とだけは知っていて、気にはしてたんだけど、あまりにも古くさそうな感じだったんで、今までずううっと敬遠。 それが今日、たまたま「エクソシスト」特集の古い映画雑誌を読んでいて(笑)、日本の映画評論家が、来日した「エクソシスト」の原作&プロデユーサーに「雨月物語」を見たことありますか?って、インタビューしてたのが、妙に引っ掻かり・・・、「エクソシスト」と「雨月物語」?? 関連性でもあるのかなと? 急にその真意を知りたくて知りたくてしょうがなくなり、急遽、見た次第!(笑)

いやああ、勢いにのって、見てよかったです! これ、名作というか、傑作ですね!!

ヴェネツィア映画祭で、賞もとってたんですね!

最初のうちは、「エクソシスト」のかけらもないんですが(笑)、だんだんと・・・あやしい雰囲気になっていき・・・・。なるほどなるほど・・・。・・・・・確かに、怖い・・・・・。(笑) 背筋に寒気が入り、ゾオオーーッとする感じ・・・。

でも、怖いだけじゃあなく、人生の縮図を一気に見せられる映画でもあり、クライマックスは、ちょっと感動しました!  見た人の心に何かを残してくれる、そんな素晴らしい、映画にもなってます。 古い映画って、ちょっと侮れないなあああ。(笑) 

ちなみに、そのプロデユーサーが見た日本映画は、「羅生門」と「七人の侍」って、答えてました!

 

ザ・ハース 霊柩車

1980年製作のアメリカの恐怖映画! 日本未公開! 昔、この映画の予告編を、偶然にも見たことがあり、ずっと気になってた作品。 この予告編が、良く出来ていたんですよ!! 見る気にさせる怖さっていうのかな!! 恐怖映画ファンの心をくすぐってくれたんです!!(笑)

加えて「ラスト・ラン」「イルカの日」で魅力的だった、トリッシュ・ヴァン・ディヴァーが主演してるってことも、ポイント!(笑)

・・・数年後、ソフト化されたのは知ってたけど、レンタルされてなく、買うと高いので、見る機会を失い、もう、忘れていた映画だったんですが、最近、奇跡的にレンタルDVDを発見! 狂喜乱舞して、さっそくレンタル!! 待望の初鑑賞です!

VHS版のときは、タイトルが、「ザ・ハース 生贄の町」とつけられてたようです。

当たり前ですが、1980年代の恐怖映画らしい、わかる人にはわかる、独特の雰囲気が、充満しており、私は、けっこう楽しめました!

スプラッター系ではないほうの、正統な亡霊映画というのかな・・・??

ドラマ部分も充実させてます。

そのため、派手では、ないんで、日本未公開というのもうなずけますが、もし、公開するんだったら、音響効果の強化が必要です! 突然、ガラスが割れたりするなどの音響で驚かす箇所はいくつかあるんですが、肝心のショックシーンに、意図的に、強烈な音楽をつけてないんですよ!! (・・・映画全編に漂う、静かで不気味な雰囲気を重視しているので、これはこれで正解なんですが・・・。) ここに大きな打撃音を一発加えれば、劇場内に悲鳴が絶対あがるはず!! そして、<全米で女性の悲鳴続出!! あなたは、この亡霊ショックに耐えられるか!! 深夜の霊柩車にご用心・・・・。> ・・・なんて、惹句で盛り上げれば、そこそこヒットしたかも?(笑)

霊柩車と普通車との迫力あるカーアクションあり!