<映画館の音響を考える>

 

●自分は、ある時期からの映画って、ぜんぜん劇的興奮する場面がないなああ、ぜんぜんつまんなくなっちゃったなあああ、感激できないなああああって思っていて、その原因を、劇的効果がよくわかっていない、新しい世代の映画音楽作曲家だけのせいにしていたんですが・・・・、これをただ鳴ってるだけ症候群と名づけてます・・・・。(笑)

最近は、もうひとつ・・・これも要因なのではと、思えることに気が付きました・・・。

そうです、アナログとデジタルの違いです!

レコードとCDの音を比較して、感性に訴えかけて感激できる音は、圧倒的にレコードのほうだ!! レコードのほうが音がいい!と、思ってる人が最近増えてきていて?????・・・・・レコードブームが再燃してることからもわかるように・・・・・・、

 

今の映画に感激しなくなったのは、

映画の音がデジタルになってからなのではないだろうか!?

という、大胆な推測が成り立つわけですよ!!??(笑)

・・・・自分が聴いた限り、なんか、音が硬いように思います、昔の映画のほうが、音が柔らかかったような・・・・。音が咆哮していたような・・・・。

劇場内の音響設計にも問題があるのかもしれません・・・・。

そして、音に、音圧が感じられない!! ただ、大きいだけ!!

とても、聴き惚れるような音質になってない・・・・。

うーーーん、困ったもんだ・・・・。

 

絶対に、昔の70ミリ6チャンネルステレオとか、マグネチックサウンドのほうが、ぜんぜん迫力があったと記憶してます。 たとえモノラルでも大迫力!! 

正直、今の爆音上映より、すごい音でしたよ!?(笑)

・・・・・でも、こんなこと、いくら言ったって、

昔の素晴らしい音を知らない人が聴けば、こんなものだと思ってしまうことに!!

ほんと、残念!!

 

<私が思う、昔の音に戻す改善ポイント>

 

・音質の調整! どう、聴いても、音が硬いので、もっとまろやかな音にする!! 

柔らかい音になるように、耳で聞きながら、音質を細かく調整できないものなのか!?

 

・劇場内の反響の調整! あくまでも、私の推測ですが、今の映画館って、音をきれいに聴かせるために、反響しにくいホール設計になってるんじゃあないでしょうか!?

  昔の映画館って、そこまで、音にこだわってなく? (反響音のことなんかまったく考えてなかったと思う・・・)、それが功を奏したのか、音が、よく劇場内に反響して、エコーがかかってるような心地よい音を聴かせてくれてたような記憶があります。

楽器が咆哮する映画音楽が流れてくると、劇場内によく響き渡り、それがものすごい興奮を呼んだものですよ。 

グワワワワアアアアアアーーーンって感じ! 空気が震える感じ!!

今の音は、単に、グワン! だからね。(笑)

  風呂場で、歌歌うと、うまくなったように、聴こえるのと同じことかと。 ????

 

いまさら設計を変えることはできないと思うので、ここぞという場面で、エコー効果をかけてみたらどうでしょう??

総括すると、

映画館の音は、単にノイズのないクリアーな音が出てればそれで良し!と、いう判断なのか、人間の感性的な部分、情熱的な部分を刺激する音質を、まったく無視!!・・・・・・。

・・・・・実際に、耳で聴いて、耳に心地よく聴こえる音の感覚を、今一度、追及していってほしい!!

せめて、爆音上映の音を、スタンダードに!!