狭さと引き換えにしても、守るべき世界観があった。
店舗デザインにおいて「空間を広く見せること」は
セオリーとされがちです。
しかし私たちは今回、あえて大きな壁を立て、
空間を仕切ることを選びました。

入り口の扉を開け、まずは施設サインの
ある壁でワンクッション。
直線で見通せない「雁行する動線」を
歩むごとに、モロッコの匂いが濃くなっていく。

これは、外の日常(ノイズ)を完全に遮断し、
ブランドが持つ「非日常の世界」へ
お客様を誘うための、緻密に計算されたスイッチです。

物理的な空間は少し狭く感じるかもしれない。
けれど、効率と引き換えにしてでも、
お客様を「世界観」に深く没入させるための
「数秒の助走」が、この店舗には必要でした。
ただ広く、明るくするだけが正解ではない。
TORDIMOは、そこを訪れる人の
「感情の動き」
から、空間を設計します。
