手術の日 | 婦人科系希少ガンの闘病記〜外陰がん

婦人科系希少ガンの闘病記〜外陰がん

2019年5月
婦人科系希少ガンの外陰ガン(扁平上皮癌)と診断されました。

6月手術 ・両鼠蹊部リンパ節郭清 ・ⅢB

現在は経過観察中

稀な癌のため情報が少ないので、もしかしたら参考になる方がいらしゃるかもしれない。。と思い体験記を綴ります。

こんにちは

つたないブログに

ご訪問ありがとうございます



昨年のことを振り返って

書いています







入院した次の日

手術の日の朝




前夜から緊張してて

殆ど眠れず


6時の起床時間前に

起きていました




手術は

朝イチの時間帯で呼ばれる予定

だと言われています




朝食の前には

主治医のK先生がいらして


ニコニコしながら


窓の外に見える

築地市場跡地の説明を


丁寧にしてくださいました



きっと


この雑談の最後に

今日の手術について

何かお言葉があるのでは?


と思い


ドキドキしながら

聞いていました



一通り

築地跡地計画の説明が

終わると


そういうことです

では〜


行ってしまいました。。。???


コレは

K先生なりの緊張をほぐすための

心遣いだったのかと思うことにしました



8時半ごろには

夫と娘が来て待機



9時ごろ

看護師さん2人が

お迎えにきてくれました




術後は

部屋を引っ越しするので

荷物をまとめてください

といわれ


昨日入院してから

整理して棚などに入れた荷物を

娘と二人で慌てて片付け



同室の先輩方3人が

行ってらっしゃーい

と言ってくださり



病棟内の

専用エレベーター前へ




ここで家族とはサヨナラ 


頑張って!

待ってるね


はーい(^^) 行ってきまーす♫


ハグして


心配させないように

明るく♫


看護師さんたちと

エレベーターに乗って

ドアが閉まるまで

ニコニコ手を振って

別れました(^^)/〜♫





手術室の階で降りると

右にも左にも

ズラ〜と手術室が並んでいる!

凄い!


私は4番の手術室へ


4番?!

よりによって 4


一瞬躊躇したけど


そういえば

エンジェルナンバーで


4 は天使が側にいて見守っている』

だったよね…と思い出し


( 天使がいるから大丈夫。。)


と心の中で繰り返してました(^^;)





手術室に入る前

関わってくださる

麻酔科の先生や看護師さんたちと

円陣を組み

名前や手術内容の確認



そして

いよいよ手術の中へ



ついてきてくれた看護師さんが

大丈夫だからね!と言って

背中をポン!と叩いてくれました


まるでお母さんみたいに…♡

入院中この看護師さんのことは

お母さんと呼んでいました



手術台に上がると

麻酔科の先生が


そういえば

硬膜外麻酔はやっぱりやめました

普通の全身麻酔だけです

それだけでも

少し気が楽ですよね?!


実は

術前の麻酔科の面談の時に

この硬膜外麻酔が

すごく不安!

と訴えていたのでした

なので

良かった!

と安心したと同時に

今?

昨日言ってくれたらよかったのになぁ〜

とも思いましたが




麻酔科の先生は続けて


乗り物酔いしますか?


はい

結構ひどいです


そうですか〜

乗り物酔いする人は

麻酔が覚めた後で気持ち悪くなる人が多いんですよ


今のうちに謝ります!

ごめんなさい


えーー不安


でも

もちろん

仕方ない



でも

この麻酔科の先生とのざっくばらんな会話と雰囲気で

少し気持ちが和みました




いよいよ

麻酔が入りまーす

と言われて


なるべく頑張って

目を開けていよう!


と勝手にチャレンジ!


してたのですが…    


そこ頑張るところじゃないですよね



やはり

いつのまにか意識がなくなり。。



Nancyさん

と呼ばれたのは

次の瞬間でした

全身麻酔の間夢を見てるのかな?

と想像してたけど

そうじゃないんですね⁉︎

不思議な時間です



麻酔から覚めた

その瞬間は


息ができない!


と焦りました


Nancyさーん

息してくださーい!

言われて

やっと目が覚めました 笑




まるで

息しなくても生きていられる

宇宙にいたのに


急に息をしなくちゃ

生きていけない世界に 

つき落とされて

息をする方法が分からなくて

焦っている感覚




ぼんやりと

手術室の時計を見ると


手術室に入ってから

7時間半も経ってました! 



直ぐに

リカバリー室に運ばれ


いきなり質問責めに


痛いとこないですか〜?


どこが

どんなふうに痛いですか〜?


気持ち悪いですか?


など

矢継ぎ早に質問され



ちょっと待って〜

気持ち悪くて答えられないンです〜

心の中でジタバタ。。笑  




しばらくして病室に運ばれましたが




この夕方〜次の日の朝までは

ほとんど記憶がありません


ただ

頑張ったね

お疲れさま


と言って手を握ってくれた娘の手が

冷たくて気持ちよかったこと



夜中にフットポンプの動く音がしていたこと



付き添いの看護師さんが

すごく優しくて

気が利いて

その上


声が可愛くて

まるでアイドルみたい

と思ったこと


だけでした



いったい


自分が


寝てるのか?


起きてるのか?


どこが辛いのか?


よく分からないまま…

朝になりました