第70話〜誕生日に
冬になったある日、ふたりはいつものようにメールでやりとりをしていた。
「だんだん ひろのこと忘れそう」
『なに言ってんだよ』
「だって‥‥』
『いつだってこうして 電話もメールもしてるじゃないか』
「いや、そうじゃなくて‥‥」
『じゃあ、なんだよ』
「もう!それだけ寂しいってこと!」
『そうか‥‥』
ふたりはいつか、一緒に暮らそうと誓い合っているけれど、
それがいつ、どこで、どんなカタチにするかは、まだ決まっていない。
ふたりの今の生活や仕事などの環境を考えると、
今はまだきちんと決められる状況ではないからだ。
お互いに似た性格は今となっては十分知っている。
だから、メールや電話の声で
どんな気持ちでいるのかは、手に取るように分かっているつもりだ。
「みき オマエの誕生日に行くよ」
『えっ?ほんと?』
「ああ、本当さ。ふたりで誕生日をまた祝おう」
『うれしい!』
ひろは早速、飛行機のチケットを手配した。
こうしてまた、広島行きが決まった。
いくつ夜を越えたら あなたに逢える
私を なにが急がせているの
いつも見つめ合い 寄り添い
愛のためになくすものなんて ないから
「だんだん ひろのこと忘れそう」
『なに言ってんだよ』
「だって‥‥』
『いつだってこうして 電話もメールもしてるじゃないか』
「いや、そうじゃなくて‥‥」
『じゃあ、なんだよ』
「もう!それだけ寂しいってこと!」
『そうか‥‥』
ふたりはいつか、一緒に暮らそうと誓い合っているけれど、
それがいつ、どこで、どんなカタチにするかは、まだ決まっていない。
ふたりの今の生活や仕事などの環境を考えると、
今はまだきちんと決められる状況ではないからだ。
お互いに似た性格は今となっては十分知っている。
だから、メールや電話の声で
どんな気持ちでいるのかは、手に取るように分かっているつもりだ。
「みき オマエの誕生日に行くよ」
『えっ?ほんと?』
「ああ、本当さ。ふたりで誕生日をまた祝おう」
『うれしい!』
ひろは早速、飛行機のチケットを手配した。
こうしてまた、広島行きが決まった。
いくつ夜を越えたら あなたに逢える
私を なにが急がせているの
いつも見つめ合い 寄り添い
愛のためになくすものなんて ないから