第40話〜メール | Distance~時を超え距離を超えた二人の物語

第40話〜メール

ひろは震える指でみきにメールを送った。

 みきへ 突然の知らせにびっくりしたよ
 元気で暮らしているのか?
 どうしてオレのことが分かったんだ?
 できれば連絡先を教えて欲しい‥‥

返信を待った。
翌日、みきからの返事がきた。

 やっぱり、あなたでしたか
 どうしているか気になって、思い出して
 検索サイトであなたの名前を見つけました
 名前と写真を見て確信しました。

そして住所と電話番号が書かれていた。
ひろも自分の連絡先を書いて返信した。

どうしてもみきの声が聞きたくなった。
メールに書かれていた番号に電話をしようか迷った。

みきにはみきの生活があるだろう。
つまらないことで乱したり問題になったりはしないか‥‥
そんなことを思ったりもした。

それはみきも同じだった。

しかし、ひろはみきが電話できる時間帯を教えてもらい、
思いきって電話をした。

呼び出し時間が長く感じられた。
受話器を握る手は汗ばみ、小刻みに震えていた。