第31話〜婚約
みきが去ったあと、
ひろの生活はマイとのことが中心になっていた。
仕事も順調でエリートのコースを進んでいた。
二人のことを周囲の誰もが認め、
結婚するのは秒読み段階だと思われていた。
次第に雰囲気はそんな流れになっていった。
新しい年になり、
マイの両親が熱心に結婚話を勧めるようになった。
気がつくと、会場や日取りまで考えられるようになっていた。
その勢いはひろには止められないものになっていた。
「このままでいいのか」
自問自答したが結論は出なかった。
ひろには、責任感みたいなものがあった。
マイの体に傷をつけてしまったことに対する
強い罪悪感もあったからだった。
その責任を取るには結婚するしかないと思った。
「これでいいんだろうな、これで」
そして、結婚式の日取りは6月某日に決まった。
1986 Winter
ひろの生活はマイとのことが中心になっていた。
仕事も順調でエリートのコースを進んでいた。
二人のことを周囲の誰もが認め、
結婚するのは秒読み段階だと思われていた。
次第に雰囲気はそんな流れになっていった。
新しい年になり、
マイの両親が熱心に結婚話を勧めるようになった。
気がつくと、会場や日取りまで考えられるようになっていた。
その勢いはひろには止められないものになっていた。
「このままでいいのか」
自問自答したが結論は出なかった。
ひろには、責任感みたいなものがあった。
マイの体に傷をつけてしまったことに対する
強い罪悪感もあったからだった。
その責任を取るには結婚するしかないと思った。
「これでいいんだろうな、これで」
そして、結婚式の日取りは6月某日に決まった。
1986 Winter