第27話〜捨て去れない気持ち
新しい年になった。
その頃ひろは、職場のマイと仲良くなっていた。
マイは部署こそ違うがすぐ近くの席にいた。
そして、ひろの同僚や上司とのやりとりをいつも耳にしていたから、
ひろのことを少しは知っていた。
会社の飲み会ですっかり二人は意気投合した。
いつしか付き合うようになり、
職場でも、それぞれの家でも、二人の交際が暖かく見守られていった。
周りは二人がきっと結婚するものと思っていたくらいだった。
マイもそんな気持ちになっていった。
しかし、ひろはそんなつもりは、まだ、なかった。
ひろの心のどこかに、いつもみきの存在があったからだった。
それはその後もずっと宿るのだった。
1985 Winter
その頃ひろは、職場のマイと仲良くなっていた。
マイは部署こそ違うがすぐ近くの席にいた。
そして、ひろの同僚や上司とのやりとりをいつも耳にしていたから、
ひろのことを少しは知っていた。
会社の飲み会ですっかり二人は意気投合した。
いつしか付き合うようになり、
職場でも、それぞれの家でも、二人の交際が暖かく見守られていった。
周りは二人がきっと結婚するものと思っていたくらいだった。
マイもそんな気持ちになっていった。
しかし、ひろはそんなつもりは、まだ、なかった。
ひろの心のどこかに、いつもみきの存在があったからだった。
それはその後もずっと宿るのだった。
1985 Winter